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文部科学省の好プレー

これは文科省のヒットだろう。子供の体重の3分の1から半分近い重量のランドセルを通学ごとに背負わせるというのは、明らかな児童虐待である。これまで許容されていたこと自体がおかしい。
まあ、体重60キロの成人男子でも、30キロの背嚢(あるいは10キロの米袋三つ)を担いで行軍しろと言われたらキツイに決まっている。
ランドセル問題以外にも、堂々とまかり通っている「理不尽な学校習慣」がある可能性は大である。何しろ、相手が子供なので疑問や批判心を持つほど知能が育っていないからである。それをいいことに子供への理不尽な押し付けが横行しているのではないか。


(以下引用)



重いランドセル 文科省が“置き勉”認めるよう全国に通知へ
2018年9月3日 5時14分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180903/k10011605301000.html



各地の学校で新学期が始まる中、文部科学省は子どもたちのランドセルなどが重すぎるという意見を踏まえて、宿題で使わない教科書などは教室に置いて帰ることを認めるよう、全国の教育委員会に対して求める方針です。
小中学校では教える量の増加で教科書が分厚くなり、教材も増える一方、原則それらを自宅に持ち帰るよう指導しているところも少なくありません。



そのため、ランドセルなどの荷物は重量が増し、腰痛となる子どもたちも出始めるなど、対策を求める声が上がっていました。



文部科学省は全国の教育委員会などに、従来の学校の対応を見直すよう近く通知する方針です。具体的には、家庭学習で使用しない教科書や、リコーダーや書道の道具などについては、施錠ができる教室の机やロッカーに置いて帰ることを認めるよう求めています。



また、学校で栽培したアサガオなどを持ち帰らせる場合は、保護者が学校に取りに来ることを認めるとしています。文部科学省は「子どもたちの発達の状況や通学の負担などを考慮し、それぞれの学校でアイデアを出し合って対応してほしい」と話しています。
「苦役のような通学は見直すべき」
子どもたちのランドセルの重さについて、大正大学の白土健教授が去年、小学1年から3年までの合わせて20人の児童を調査した結果、平均の重量は7.7キロでした。



小学1年生の平均体重はおよそ21キロですが、なかには体重の半分近い9.7キロのものもあったということです。



白土教授は「体重の20%から30%の荷物を長時間持つと健康に悪影響があるという話もある。子どもが毎日小学校に苦役のように通うことは見直すべきだ」と話しています。

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