高塔氏の「徒然なる闇鍋話」から部分転載。
まあ、ゴルバチョフは西側陣営の傀儡だったと私は思っている。つまり、ソ連を内部から崩壊させるための手駒だったわけだ。結果を見れば、そう思うしかないだろう。
もっとも、ソ連という国家があのような官僚ファシズム体制で存続していたほうが良かったかどうかは議論のあるところだろうが、ソ連崩壊では国民のほぼ全員が貧困のどん底に落とされ、女性の半分くらいは売春をしないと生きていけなかったと言われている。これは戦争による敗戦と実はほとんど同じ状態だったのである。味方の内部のスパイ(第五列)ほど怖いものはない。
日本の政治でも、この第五列を使った内部破壊は頻繁に見られる。
野田や前原が民主党を破壊し自公政権に権力を戻した例は記憶に新しいところだが、その連中がまだ野党政治家を続けていられるのが驚異である。
(以下引用)
今ならともかく、あの当時に社会主義国家の政治経済やら、その手の資料、書籍が読めるなんて、貴重な経験というか、機会というか、マジで。 教授曰く、『そもそも、興味を持つ人間自体が少数なんだがね』と。 ソ連はともかく、ハンガリーとか、チェコとか、感激モノでした。 実際、これというほどの情報でもないのでしょうが……全く手に届かない情報が、何かしら触れることが出来るってのは、もう。 そんな感じで、ろくに外国語もわからないのに留学生にも話しかけて故郷というか、国の話も聞かせてもらいました。 英語の辞書を引き引き、三国貿易ならぬ、三国翻訳だったり。 人の話を聞くというか、自分の知らない何かを知るというか、触れる……これは非常に楽しいというか。 まあ、教授のもとへ何度も通っていると……手が空いた時に、ソ連のおはなしなんかしてくれる時もあって。 グラスノチ、ペレストロイカ……その光と闇というか、主に闇の部分。 システム変更時、システムを熟知してない人間がどう動くのか……。 私たちは、仕事の引継ぎとか普通に口にしますよね、出来る出来ないはともかく。 情報が金になると判断して、引き継ぎの際に何も教えないどころか、書類などを隠したりとか。 もうツッコミどころ満載のお話が、次から次へと。 そして教授は、ため息をつきながら私に教えてくれました。 1からやり直すとか、0から新しく作り上げるとか気軽に言うけどさ、今あるものを絶え間なく変えていくほうが良いと私は思ったね。 革命ってのは、戦争だよ。 革命する側に明確なビジョンがあるならば、現状とすり合わせるべきだな、たぶん。 どんなシステムも結局は、運営する人間しだいなんだから。 それにしても、ゴル〇チョフが、国内ではずうっと不人気だったのは(当時の)私としては意外だった。 国内支持を得ての改革路線と思ってたけど、実は逆なんだとか。 不支持ゆえのあの路線で、西側諸国に絶大な支持を受ける……って、皮肉なものを感じる。
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