太陽暦のカレンダーは、基本的に日付と曜日と祝日(公休日)しか書かないので、今日が冬至であることを知らない人が大多数だろうと思う。つまり、今日が一年で一番日が短く夜が長い日で、明日からはどんどん日が長くなり夜が短くなっていくわけだ。そういう意味では、それこそ祝日にしてもいいし、この日を「春の始まり」としてもいい。
ただし、寒さはこれからもっと厳しさを増し、一月二月が一番寒いというのは、誰でも思うことだろう。そういう意味でも、今日がまだ11月10日である旧暦のほうが体感的に季節感に合っている。冬の頂点(冬至)は「寒さ」の頂点ではない、というわけだ。特に雪国では雪が溶けなくなり、根雪になっていくのではないか。
22日(金)は冬型の気圧配置が強まる見込みです。 北日本から西日本の日本海側を中心に、積雪が一気に増えるおそれがあります。路面の凍結による交通障害などに注意・警戒してください。
日本付近の上空には真冬並みの寒気が流れ込んでおり、北日本や北陸地方では大雪となっている所があります。 北海道付近は、低気圧の影響を受けて同じような所で雪が降り続いた場合は、予想以上に降雪量が多くなる可能性があります。
また、北陸では海上を中心に強い風が吹き、雪を伴って非常に強く吹く所もある見込みです。 西日本の日本海側の平野部でも積雪となるところがあるでしょう。 影響が長引くおそれがありますので、警戒が必要です。 一方、太平洋側では晴れる所が多いででしょう。 ただ、西日本の一部や東海、東北の太平洋側では雪の交じるところがありそうです。
朝の気温は、札幌では-7℃くらい、仙台は-2℃前後、名古屋や高知は0℃、東京や大阪は2℃前後と冷え込みが強まるでしょう。 昼間の気温は、札幌は-2℃、仙台は5℃、東京は10℃くらいでしょう。名古屋、大阪、高知は7℃前後、西日本の日本海側は4℃前後の見込みです。 那覇や石垣は15℃前後の見通しです。
22日は冬至です。 沖縄では冬至の頃の寒さを、沖縄ではトゥンジ―ビーサ(冬至の寒さ)と表現しています。 南の島沖縄でも、真冬並みの寒さとなりそうです。(気象予報士・崎濱綾子)

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