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マイナスイメージだけのマイナカード

さて、いよいよ迫って来た「紙の健康保険証廃止」だが、下の記事はかなりの安心材料になるだろう。しかし、絶対的な安心はできないわけだ。そもそも、役所の窓口業務の激増も、国民の不便もお構いなしで(デマ太郎を中心に)強引に進めてきた「マイナカード」である。今ではマイナスイメージしかない。マイナスカードと呼べばどうかwww
なお、私自身は、政府の脅迫に負けて、この前、マイナカードを申請したが、手元に届いても、それを使う気はほとんど無い。まあ、健康保険ならぬ、いざというときの「生命保険」のようなものだ。

(以下引用)

【荻原 博子】マイナ保険証のせいで「死亡事例」まで…12月から起こる「医療機関パニック」最悪のシナリオ

ライブドアニュースより
https://news.livedoor.com/article/detail/27503495/
<転載開始>



【荻原 博子】マイナ保険証のせいで「死亡事例」まで…12月から起こる「医療機関パニック」最悪のシナリオ

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診療が受けられずに…

12月2日、約60年間、医療制度の軸としてはたらきつづけた「保険証」が廃止され、代わりに「マイナ保険証」が使われることになった。

病院の窓口で「マイナ保険証」を使っている人は7人中1人(9月現在13.87%)。7人に6人は従来の「保険証」を使っているにもかかわらず、それをいよいよ廃止するというのは、多数意見に沿うべき民主主義国と言えるのか。

実は、こうした暴挙に対し、自治体の現場からは「静かな反乱」が起き始めている。12月以降はいわば「裏保険証」の活用が増えていきそうだ。


これまで自治体は、1枚のカードを「保険証」として、被保険者すべてに配ってきた。だが「保険証」が廃止されると、「マイナ保険証」が無い人全員に「資格確認書」が、「マイナ保険証」を持っている人には「資格情報のお知らせ」が全員に配られる。


なぜ「マイナ保険証」を持つ人全員に「資格情報のお知らせ」が配られるのかと言えば、いまだに「マイナ保険証」のトラブルが絶えないからだ。


全国保険医団体連合会の調べでは、今年5月以降で「マイナ保険証」や「オンライン資格確認」のトラブル・不具合があったと答えた医療機関は7割。医療機関1万2700中8929にトラブルや不具合があった。


平正明デジタル大臣は、「マイナ保険証の取り扱いに慣れればトラブルも減る」というが、トラブルの半数以上は「資格情報が無効」「カードリーダーの接続不良・認証エラー」「該当被保険者番号がない」などという、慣れでは解消されない制度の根幹に関わるものだ。


こうしたトラブルで診療が受けられないまま帰宅した人が、心筋梗塞で亡くなるという死亡事例まで出ている。


役所の作業が膨大に

こうしたトラブル対応として、「マイナ保険証」を持つ全員に「資格情報のお知らせ」が配られ、「マイナ保険証」が使えなくても診療が受けられるようにするのだ。


ところが、「資格確認書」と「資格情報のお知らせ」という2種類の紙のカードを全員に出すことは、ただでさえ忙しい自治体の負担を大幅に増やすことになる。


なぜ、カードが2枚だと自治体の作業量が膨大になるのかと言えば、今まですべての人に「保険証」という1枚のカードを出せば良かったのだが、廃止後は「マイナ保険証」を持っている人と持っていない人を正確に分けなくてはいけないからだ。


この仕分けは、簡単にはではできない。


「マイナ保険証」を返納したけれど保険証登録が削除されていない人や、本人は持っているつもりでも電子証明の有効期限が切れている人、カードを紛失したまま届け出ていない人、「マイナ保険証」を申請中だがまだ手元に届いていない個々人の事情を確認しながら、その上で、「資格情報のお知らせ」と「資格確認書」の2種類を分けて発送する必要がある。


もし間違って発送してしまったら、これは役所の責任になる。


ところが、財政難に加えて人手不足の自治体では、そのために人を割くことは困難。


そこで、苦肉の策として「資格確認書」と「資格情報のお知らせ」の2種類を出すのをあきらめ、すべての人に「資格確認書」を配布することを決める自治体が出てきている。しかも、「資格確認書」の有効期限が切れる前に、新しい「資格確認書」を手元に送ることを決めているところもある。


これなら、従来の「保険証」を送る手続きと変わらず、間違いなくすべての人に有効期限が切れる前にカードが手元に届くことになる。


しかも、「資格確認書」も「保険証」も書面に書いてある内容はほとんど同じなので、利用者にとっては「保険証」が廃止されても、「資格確認書」が「裏保険証」になる。

「裏保険証」の登場

すでに、経費も安くリスクも少ない「裏保険証」を出すことを決めている自治体は多い。


東京では、新宿区、世田谷区などが、被保険者全員に「資格保険証」だけを出すことをことに決めているが、他の区も、「国民健康保険証」の有効期限が切れる来年9月末までに、同様の方向で統一されてくことだろう。


京都では、久御山町、宇治田原町、傘沖町などがすべての被保険者に「裏保険証」とも言える「資格確認書」を送ることを決めている。財政が逼迫して人手がない自治体は多く、こうしたところにも「裏保険証」は広まっていくことになるはずだ。


しかも、自治体の中には、券面まで「保険証」とほぼ同じというところもある。


図は川崎市が、11月下旬に送るはずだった「資格確認書」を、誤って10月に送付したものだが、現行の「保険証」と比べてみると、違うのはタイトル(赤丸部分)だけ。


現行の保険証には「被保険者証」と書かれており、新たに発行されるものには「資格確認書」とあるが、それ以外は内容からデザインまでまったく同じ。おそらくこれを送られた人は、「新しい保険証が来た」としか思わないだろう。


自治体にとっては、「保険証」が廃止されても「裏保険証」があれば、事務作業は楽になるが、「裏保険証」が今後どんどん増えて行くと予想される背景には、もう1つの大きな理由がある。それは、この先「マイナ保険証の2025年問題」といわれる大きな壁が待ち受けているからだ。


後編記事『いきなり「無保険」になって全国民が大パニック…?マイナ保険証「2025年問題」のヤバすぎる全容』へ続く。


いきなり「無保険」になって全国民が大パニック…?マイナ保険証「2025年問題」のヤバすぎる全容

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「四民平等」の謎の発案者

私は、明治維新は本来は下級士族による権力簒奪革命だったと思っているが、そうすると「四民平等」というスローガンとこれは矛盾する。あなたが下級士族だったとして、「お前は今日から百姓たちと同じ身分だ」と言われて嬉しいか?つまり、革命によって身分が下落するのだから。
現実には、維新後もしばらくは変形的な身分制度が作られたが、名ばかりではあっても「四民平等」はある程度実行され、下級士族たちは不満を抱えることになり、それがその後の「自由民権運動」の核勢力になっていったわけだが、とにかく、明治政府が「四民平等」を打ち出しただけでも凄いとは思う。その当時、四民平等社会はアメリカ以外には無かったはずだ。
ということで、誰が明治政府に「四民平等」のスローガンを立てるべきだと推したのか、調べてみても、それが分からない。まあ、アメリカに詳しいと言えば、勝海舟くらいだが、あれほど自慢好きの勝海舟が、あれは自分の発案だ、と言っていないから、違うのだろう。これほど大きな「政治の鍵」(近現代日本の大きな軸)が発案者が不明であるのは異常だと思う。

(以下引用)



日本大百科全書(ニッポニカ) 「四民平等」の意味・わかりやすい解説

四民平等
しみんびょうどう


明治維新後、中央集権国家形成のため、旧来の士農工商(四民)の封建的身分制度が、新政府によって廃止されたこと。1870年(明治3)農民や町人が姓(苗字(みょうじ))を名のることを許され、また翌年、穢多(えた)・非人などの差別的呼称と身分を廃止して被差別民を「解放」するなどの措置がとられたのち、公卿(くぎょう)と諸藩藩主を華族、武士を士族、農工商三民を平民という呼称に改め、居住・職業・結婚などの自由も、華・士族、平民間で認められ、原則として、国民はすべて平等に扱われることになった。しかしこの四民平等の措置は、現実には国民の間の身分差別を解消しなかったうえ、実質的には、国家権力の確立の過程で、天皇を頂点とする新たな国民支配のための身分秩序の再編を意味する結果になった。


[石塚裕道]



出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例





旺文社日本史事典 三訂版 「四民平等」の解説

四民平等
しみんびょうどう

明治初期,士農工商(四民)の封建的身分制度の廃止
1869年,政府は身分制度を廃止し,上層公家・大名を華族,武士を士族,農・工・商を平民とした。'70年平民の苗字を許可,'71年穢多 (えた) ・非人の称を廃止し,平民に編入した。さらに'76年廃刀令を制定するなど,四民平等の名のもとに封建時代の身分制度は廃止されたが,身分意識はその後も長く残存した。

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人類の食生活の変遷と年齢的食生活の変遷の相似関係

「in deep」の過去記事の一部で、内容に信頼性があるかどうか、私自身半信半疑だが、非常に示唆的な、あるいは医療や健康に革命的な意義を持つ可能性もある考え方が示されているので、転載する。
念のためにもう一度言えば、私は書かれた内容のすべてを肯定しているわけではない。特に、炭水化物の摂取が脳(あるいはミトコンドリア)に障害を与える、というのは、全人類が過去の歴史において食生活の基本に置いてきた炭水化物の意義をあまりに軽視し、その根拠も非常に怪しく思えるのである。しかし、老人の場合は炭水化物よりタンパク質を多くするのが正解だとは思う。長命で、かつ晩年まで生産的な仕事をしてきた偉人の多くは、老年になっても平気でビフテキを食うような食生活の人が多かったようなのである。これは、脳の働きには特にタンパク質が重要だ、という可能性を示している気がする。
逆に言えば、炭水化物が害を与えるわけではない、ということだ。年齢的な食生活の比重の問題にすぎない。
若いころは身体を動かすことが多いから、直接的なエネルギー源である炭水化物の摂取は必須だろう。それは、労働のほとんどが肉体労働だった過去の人類の食生活が炭水化物中心だったのと同じである。中学高校大学の運動部員やアマ・プロのスポーツ選手には大量の炭水化物の摂取が絶対に必要なはずだ。要するに、肉体運動などほとんどしない老人が炭水化物を多く摂るのは間違いだ、ということだろう。

(以下引用)容量の関係で、末尾の論文の後半を省略する。



ミトコンドリアのダメージが原因である可能性がある精神・神経疾患で使われる薬にもまた、ミトコンドリアにダメージを与える可能性がある……。


パラドックスだとは思われませんか?


「これじゃ、薬での精神疾患の完治はないわな」と思わざるを得ません。


私自身にしても、「パニック障害が完全に治ったのは、ベンゾジアゼピンを完全にやめた」あとからでした。数年かかっていますが。


 


 

他にも今の生活の中に多数

他にも、コロナ以降の生活の中にも「ミトコンドリアにダメージを与えるものが数多く存在」します。


たとえば、


 


・消毒剤に用いられる第四級アンモニウム塩


 


がそうです。


[記事] 多くの消毒剤に用いられる第四級アンモニウム塩は、人間の生存に必須の「ミトコンドリア」を殺す
 In Deep 2021年2月24日


ここでご紹介した医学誌の記事には、以下のようにありました。「塩化ベンザルコニウム」というのは「第四級アンモニウム塩」の混合物です。


(2017年4月の医学誌より)


> 結論: 塩化ベンザルコニウムは、ヒト角膜上皮細胞および、薬理学的に適切な濃度でも、レーベル遺伝性視神経症変異を有する細胞のミトコンドリアを阻害し、これが塩化ベンザルコニウムの眼毒性の基礎であることを示唆している。


iovs.arvojournals.org


 


これは、眼細胞についてのものですが、目は露出しているので影響を受けやすいということなんでしょうが、吸入してしまえば、肺や消化管を含めて、ほぼ全身の細胞が同じことになります


 


あと、「スパイクタンパク質」もです。以下は、2021年のマサチューセッツ工科大学のステファニー・セネフ教授へのインタビューからの抜粋です。


(ステファニー・セネフ博士へのインタビューより)


> さらに、健康なヒトの内皮細胞にも、同じ偽ウイルス粒子を投与しました。これら(スパイクタンパク質のみの)偽ウイルスの粒子が内皮細胞の ACE2 受容体に結合すると、内皮細胞のミトコンドリアの損傷と断片化が起こり、関連組織に特徴的な病的変化をもたらしたのです。

 


 


こういうように、今の生活環境は「ミトコンドリアの働きを阻害するものばかり」というようなことになっていまして、仮に、ミトコンドリアの機能障害が本当に「その後の精神疾患と関係していく」とすれば、現在のような生活環境ですと、なかなか、明るくはない近い未来があるのかもしれません。


なお、「ミトコンドリアとは何か」ということについては、専門的な説明は何だか難しいのですが、以下のようなものです。


記事「健康であることの条件は、細胞の中のミトコンドリアがカギを握る!?」より


…一般的に、ヒトの体は約37兆個もの細胞でつくられています。ミトコンドリアは、その一つ一つの細胞の中に数百〜数千個含まれています。単純計算しても約3700兆個〜3京7000兆個ものミトコンドリアが、ヒトの体に存在することになります。



この膨大な数のミトコンドリアは、呼吸による酸素を取り込んでエネルギーを生み出す、いわば人体の「エネルギー工場」ともいえる重要な働きを担っています


fukumitsuya.co.jp


 


金沢大学の増田和実教授は、「ミトコンドリアは、細胞の生死を司る存在である」とまでおっしゃっています。


ともかく、今の私たちは、そのミトコンドリアが損傷をとても受けやすい生活環境の中に暮らしているということは言えそうです。


 


ハーバード大学のクリストファー・パーマー博士の記事をご紹介します。


基本的には「食事の改善で精神疾患が改善できる」という内容で、「へえ」とは思いましたが、その方法が「ケトジェニック食に変える」というものでした。


ケトジェニック食は炭水化物を抑える食事法で、健康そのものへの是非は私には何ともいえないですが、精神疾患には非常に効果的であることが示されているようです。







 



精神疾患の根本原因について、ハーバード大学の教授が語る

A Root Cause of Mental Illness: Harvard Professor
Epoch Times 2023/07/02


精神疾患の根本的な原因は何だろうか?


長い間、この差し迫った質問には誰も答えられないままだ。


多くの場合、患者たちは明確な説明を求めており、たとえば、「遺伝によるもの」または「うつ病はセロトニンの欠乏である」などの説明に遭遇する。


実際には、精神疾患は多くの研究者や 科学者たちにとって謎であり、混乱の原因となってきた。医学の進歩にもかかわらず、精神疾患の根本的な原因は不明のままだ。


しかし、精神医学における最近の進歩は、このパズルにピースを与える可能性がある。


ハーバード大学の精神医学教授であるクリストファー・パーマー博士は、精神疾患とミトコンドリア機能不全の関係に関する何千もの研究論文の点と点を結びつけてきた (論文)。


パーマー氏によると、この集団研究は、精神障害に対して現在行われている治療法に対する懸念を引き起こしているという。


2016年に精神科医たちが新たな道を歩み始めた重要な瞬間は、統合失調感情障害の患者の減量を支援したときだった。その患者は重度の精神疾患に苦しんでいただけでなく、向精神薬の服用中に経験した体重増加による自尊心の低下にも悩まされていた。


パーマー氏は当初、統合失調症の患者の症状を、低炭水化物のケトジェニック食に切り替えることで慢性的な幻聴や妄想が止まるとは考えていなかったと語っている。しかし、それが起きた。


彼はすぐにこの介入を他の患者にも使い始め、同様の効果、時にはさらに劇的な結果を確認した。


この経験がパーマー教授に、食生活の変化が重度の精神疾患にどのように役立つかを理解する科学的な旅を始めるきっかけを与えた。


 


パズルのピースを組み立てる


パーマー氏は、代謝と脳の健康の関係を明らかにする数十年にわたる 科学研究を発見した。


パーマー氏は次のように語った。


「この分野では、これまで結びつけることができなかった多くの点が結びつけられ始めています」


2022年11月、パーマー氏は「Brain Energy」というタイトルの最先端の本を出版し、ミトコンドリア障害がすべての精神疾患の根本原因であるという彼の発見と理論を強調した。


パーマー氏は、代謝とミトコンドリアに関する数十年にわたる研究に基づいて、精神障害は脳の代謝障害であると確信している。

これは、これらの精神疾患の状態は永続的な欠陥ではなく、根本原因を特定して対処することで修正できることを意味する。この洞察は、統合失調症や双極性障害などの症状が生涯にわたる障害であるという概念に疑問を投げかけている。


「統合失調症や双極性障害などのレッテルを貼られた人でも、病気を寛解させ、治癒し、回復することができるのです」とパーマー氏は断言した。


「確かに、それは私たち(精神科医)が今日まで人々に伝えてきたことの、多くの理論に反していますが、回復は可能なのです」と彼は付け加えた。


 


ミトコンドリア機能不全とは


細胞生物学を深く掘り下げると、細胞内のエネルギー生成を担う小さな細胞小器官が明らかになる。ミトコンドリアと呼ばれる構造は、脳細胞を含むすべての細胞が正常に機能するために不可欠なものだ。


ミトコンドリアが正しく機能しない場合、心血管疾患、高血圧、肥満、2型糖尿病などのさまざまな健康上の問題が発生する可能性がある。


パーマー氏は、ミトコンドリアが正しく機能しない場合、不安、うつ病、双極性障害、統合失調症などの精神障害を引き起こす可能性があると指摘する (論文)。


脳が効率的に働くためには、かなりの量のエネルギーが必要だ。ミトコンドリアが十分なエネルギーを生成しない場合、脳の構造や機能に異常が生じ、精神疾患を引き起こす可能性がある。


パーマー氏は、ミトコンドリアの機能不全は脳にいくつかの変化を引き起こし、それが精神疾患の発症を引き起こす可能性があると主張する。これらの変化には、神経伝達物質レベルの変動、酸化ストレス、炎症が含まれる。


 (以下省略)

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「桟」と「ぼっち」

アマリア・ロドリゲスのファド(ポルトガルの民族的歌謡)に、「暗いはしけ」という歌があるが、私は「はしけ」というのが何か分からず、「桟橋」をイメージしていたのだが、「はしけ」は「艀」と書き、小舟のようである。と、さっき、国語辞書を引いて知ったのだが、ここでクイズだ。

「工事現場などで、上にのぼるための傾斜のついた板の足場」を何と言うか、お知りだろうか。

実は、「船客の乗り降りや貨物の積みおろしのために、岸から水上につきだした橋」同様に「桟橋」と言うらしいのである。つまり、水平だろうが斜めだろうが、橋は橋でいいようだ。
「桟橋」の「桟」は、障子の桟と同様に「何かと何かをつなぐもの、間にあるもの、区切るもの」あるいは「端にあるもの」「突き出たもの」の意味かと思う。桟俵は、俵の蓋で、これも俵の端にある。
なお、桟俵を「さんだらぼっち」と言うようだ。「ぼっち」が何を意味するかは分からない(辞書によれば、数が少ないことを意味するようだ)が、「だいだらぼっち」(伝説の巨人)の語尾のように妖怪的なイメージがある。(今調べると、「だいだらぼっち」の「ぼっち」は「法師」の意味のようだ。「法師」そのものが、怪力乱神と縁が深い、妖怪的イメージである。)「ひとりぼっち」は人間の妖怪化か。
少し前の某アニメの「ぼっち」ちゃんは、時々脳が崩壊すると顔も溶解して視覚的には妖怪化する。(アニメや漫画の常套的描写法のひとつだが、この巧拙で、印象が上品にも下品にもなる、なかなか難しい表現である。美男美女も描き方次第で上品にも下品にもなる。レディースコミック的な絵柄はだいたい下品。まあ、その方面に進む漫画家の質のせいだろう。秋アニメの中に、そういう下品絵柄が数点ある。悪質なウィルスの感染である。)

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邪教(営利集団)どうしは実は仲がいい

例によって偏見と独断まみれの「東海アマブログ」記事だが、創価学会と統一教会が同じ穴のムジナであり、同盟関係にある、という指摘は実に有益(おそらく、事実だろう)なので、参考までに転載する。パソコン故障(侵入被害)実体験報告部分なども貴重だが、他は、味噌なのか糞なのか、判断が難しい(今、ムスカ志位と誤記したww)ので、「閲覧注意」である。まあ、大人の目で読めばいいだけだ。
ちなみに「ムスカ」は「天空の城ラピュタ」の悪役で、志位元委員長とは似ても似つかない。

(以下引用)



 実は1年以上前のことだが、パソコンが2台、突然、タイピングキーがまったく反応しなくなって、それが、どんどん進行し、最後には、まったく使用不能になった。初期化リストアさえできなくなった。
 2013年頃から計測してきた、毎日のガンマ線スペクトルデータが入っていたのでショックが大きい。北朝鮮の水爆実験の、セシウム3兄弟を捉えたデータも含まれていた。

 私のパソコンは、すべてジャンクワールドから購入した2万円以下の中古品なので、通常価格の1割以下だから、経済的には、それほどのダメージはないのだが、なぜそうなるのか、まるで理解できず、長い間調べていた。

 思い当たることといえば、XVIDEOで変態エロ動画を視聴したときハードウェア破壊ウイルスに侵入されたとか、ある特別な用途で、中国製のGPS追跡ソフトを入れたとかが関係あるのだろうと思った。
 中国製の監視カメラソフトは、以前Q20とかIKAMIとかを使ったとき、突然、スマホに入れたアプリが、知らないうちに大量の送信を行っていることに気づいて使用をやめた。いずれも深圳の監視カメラ企業で、中国人民解放軍直営という情報まである。

 何せ私のスマホ契約は最低ランクなので、送信量が月1Gを超えれば料金が飛躍的に上がる仕組みのため、ただちにアプリを削除しようとしたが、そのスマホはなぜか二度と使えなくなり、破損品として交換することになった。
 もしかすると中国製監視アプリには、証拠隠滅のため削除しようとするとハードウェアまで破壊する仕掛けが含まれているのではないかと疑った。
 ちょうど、その頃、北米でも中国の監視カメラソフトが、中国に対して無断大量送信を行っていることが問題視され、HUAWEIはじめ、一斉排除が始まっていた。

 それから、私のパソコンは、かなり以前からフリーズや不可解なバグが出て原因不明だったのだが、ウイルス侵入のせいだと思っていた。
 だから、現在使っているノートパソコンは、たぶん十数台目だ。
 ところが、この数ヶ月、再び、パソコンが不可解なトラブルを繰り返すようになり、その度に、コマンドラインで2時間近いファイル修復を行うことで、ブログの毎朝更新に支障が出るようになった。

 私の場合は、フリーズや暴走を繰り返すようになったときは、管理者権限コマンドラインに【DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth】を入れて、次に【sfc /scannow】を入れ、さらに【CHKDSK】を使うこともある。
 このところ、トータルで復旧まで2時間近くを要することが多い。
 以上で、外部からウイルスやハッキングなどでシステムファイルを変更されたとき、修復ができることになるのだが、あまりに頻発するので、もう高価なパソコンなど買えず、すべてジャンクワールドの超安物に頼っている。中古は遅いのが難点だ。

 パソコントラブルを調べていて、私は、自分のブログで統一教会や創価学会を批判する内容が多いことから、もしかしたら彼らに組織的な嫌がらせを受けているのではないかと十数年前から疑っていた。
 311大震災の後、私は、ツイッターで7万人近いフォロワーを得ていたが、2018年3月に、理解不能の理由で、ツイッターを永久凍結された。以来、何をやっても絶対に復活させてもらえない。
 ツイッターに、福島の測定データや集めた尿サンプルの汚染データが報告がてら、入れてあったので、相当数が回復不能になった。

 この頃、私のパソコンは、何者かに明らかにハッキングされていて、深夜に突然、ウェブカメラが作動し始めたり、不思議な声が聞こえたりの現象が起きた。
 私の、311に関係するブログが、個人用のレンタルサイト内まで改竄されていた。
 ちゃんとしたハッキング防止システムを入れても、何の解決にもならなかった。アクセスログは、すべてアメリカのプロクシになっていた。

 2022年には、日アクセスが1万に達し、ランキング3位程度に定着していたFC2ブログが突然、表示停止になり、抗議さえ受け付けられなくなった。
 データ類は、すべて削除された。
 今は、アメブロやライブドアに移行したが、以前のように日1万アクセスはない。たぶん全部併せても5000を超えるくらいだと思う。

 この原因になったのが、自称富士宮市に住むLOVEmac という自称多摩美大卒、萩敦彦を名乗る人物だった。FC2に免許証のコピーを提出したらしいが、もちろん実在しなかった。だから、明らかな公文書偽造罪だ。
 だが、車で私の家を訪れて監視カメラにナンバーを残してくれたので本人の特定が可能になった。
 この男を調べてゆくと、どうにも創価学会臭がプンプン漂っているのだ。

 もう30年位前からの情報なのだが、創価学会にはCIAのような秘密諜報(嫌がらせ)組織が存在したとの情報があった。学会に刃向かうものたちに嫌がらせを繰り返し、ときには命を奪うようなことまでしたらしい、一種の非合法暴力組織だ。

  創価学会の嫌がらせの手口 簡潔版 世を憂う者 2024年10月30日
 https://note.com/yowoureumono/n/n5559e7ad273b

  【創価学会の嫌がらせの手口を解説】元公明党委員長・矢野絢也氏に対して行われた組織的ストーカー事件を軸に 2024年7月13日
 https://note.com/yowoureumono/n/nccb093839245

 創価学会による組織的な嫌がらせ体験談 2024-03-25
 https://ameblo.jp/jo-matsumoto-1972-1/entry-12845813684.html

 実は、今回は探し当てられなかったが、もう20年くらい前から、創価学会嫌がらせ軍団による電子的被害(パソコン・スマホ)が、たくさん報告されている。
 そのなかに、ハードウェア破壊ウイルスを仕込まれたとの情報があった。その症状が、上の方に紹介した私のパソコンの破壊過程と同じだった。

 最初に、突然ノートパソコンの一部のキーが作動しなくなる。やがて、どんどん作動しないキーが増えていって、最後には、初期化さえできなくなる。
 私の被害症状も、ROVEMACによる嫌がらせが始まってからだったので、もしかしたらと考えていた。

  それに、富士宮LOVEMACの私への、あまりに執拗な嫌がらせを続けている動機が理解不能だった。今でも、私の名前を検索すると、NOTEなどに私への個人攻撃デマ情報が大量に出てくる。
 どうして見知らぬ個人が、身元をこそこそ隠しながら、ここまで私を個人攻撃するのか、その動機は何なのか? 探してゆくと、以前、私がブログに書いていた池田大作問題が関係しているような気がした。

 極悪「取り立て屋」だった池田大作の死 2023年12月02日
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/6092038.html

 なぜ公明党は自民党にすり寄るのか? 2021年11月12日
 https://hirukawamura.livedoor.blog/archives/5859856.html

 実は、無断削除されてしまっているが、池田大作について、私は「成太作」という在日朝鮮人であるという記事を何回か書いた。
 その根拠は、以下のサイトにある。
 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1226902517

 https://oshiete.goo.ne.jp/qa/11096818.html

 池田大作は、統一教会の教祖と、まるで兄弟のような親しい関係だったといわれる。
 文鮮明の身内がアメリカ創価学会の会長だとの暴露情報まである。
 https://blog.goo.ne.jp/055111/e/f6f3b089148a7062c5a214296814bc20

 聖教新聞も、「韓日友好」に特段の記述を残している。
 https://www.seikyoonline.com/article/9D1A1B329F198AD021824B751E4B4699
 どうみても、創価学会と統一教会は深い関係にあるとしか思えない。
 そこで、統一教会が行ってきた、さまざまの非合法活動も、創価学会が関与していた疑いが浮上してくる。 
 
 私は、財務省に原理研出身の官僚がたくさん入り込んでいると書いた。
 それは1980年代の中曽根政権時代に、中曽根康弘、岸信介、文鮮明、朴正熙らが、共同して「国際勝共連合」を結成していて、主体は統一教会だった。
 このうち東大や早稲田などの原理研出身キャリア組を、選挙応援活動を通じて政府官僚キャリアとして日本政府内部に送り込んで日本を支配する文鮮明の戦略があった。

 財務省にも、もちろん原理研出身キャリアが入り込み、現在は定年間近のトップに君臨している。財務省の異様なほど硬直した、宗教的な緊縮財政価値観は、普通の日本人では考えられない。宗教的な洗脳を受けていなければ無理だ。
 そして、財務省(大蔵省)に入っていた、非統一教会系のキャリア、たとえば高橋洋一が、財務省を支配する宗教的教義である増税路線から逸脱すると、ちょっと信じられない不可解な嫌がらせを受けた。

 (再掲)元財務省官僚の高橋洋一氏、窃盗事件・逮捕は財務省批判への権力による謀略か!? それとも…!? 2012年、岩上安身が高橋氏本人に直撃!! 謎に包まれた事件の真相をたぐり出す!! 2019.12.13
 https://iwj.co.jp/wj/open/archives/463773

 私は上の事件を目にしたとき、「これは創価学会の嫌がらせ手口だ!」と直感した。
 財務省は、創価学会の手口を流用?して、高橋洋一の社会的抹殺を図ったのだ。

 そして、財務省関係者でありながら、財務省に批判的な言論を述べた者は、なぜか不可解な死病に取り憑かれてしまっている。
 森永卓郎は、「原発不明全身癌」になって、開き直って死を覚悟した財務省批判を展開している。
 https://mainichi.jp/articles/20240608/spp/sp0/006/264000c

もしかしたら財務省批判の急先鋒である、三橋貴明や藤井聡も、同じ運命に至るのではないかと気になる。

 実は、私も、数年前に、突然、腕にたくさんの白斑が現れた。これがヒ素中毒の症状に酷似しているので、私は、もしかしたら井戸にヒ素剤(シロアリ駆除剤)を入れられたのではと疑った。
 それから井戸水を飲料に使うのはやめたのだが、まだ白斑は消えない。

 近所に、プロ級の嫌がらせを繰り返すAという人物がいるので、たぶん彼がやったのではないかと考えて、井戸に監視カメラを設置し、電流を流したりしたのだが、監視カメラを巧みにすり抜け、写ったと思ったカメラは持ち去ってしまうので、未だに証拠を掴めずにいる。
 でも、もしかしたら、これが統一教会批判や創価学会批判をブログに書き続けている私に対する某集団の犯行ではないかという疑いが消え去らない。
 Aは、あまりにもプロ過ぎる。その侵入スキルは、プロ中のプロ、CIAでも通用するほどなのだ。いったい何者なのか、いまだに理解できない。

 しかし、LOVEMACについては、ほぼ創価学会関係者であろうと確信を抱いている。 あれほどの偏執病的嫌がらせを繰り返すのは普通の人間ではありえない。
 また創価学会と統一教会は、その非合法活動について事実上一体化しているのではないかと疑うしかない。

 若いうちに、思想的洗脳を受けてしまった人間は、結局、自分の自己正当化のために、生涯を捧げることになるような気がする。
 中国や韓国の反日思想に洗脳された若者たちも、ネットでは改心したかのようなコンテンツがたくさん出ているが、ありえないことだ。
 ひとたび反日思想に洗脳されたなら、自己正当化=自己肯定の目的で、日本や日本人に対する嫌がらせや悪質な工作に生涯を捧げるとしか思えないのだ。

 とりわけ創価学会や統一教会のような韓国宗教では、儒教のひどい価値観の上で、完全に硬直しきった、その心を動かすことが絶望的な異常者が多いような気がしている。

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「村上春樹」小論

「谷間の百合」ブログの一節だが、村上春樹作品を「1ページも読めなかった」というのは面白い。私も、以前はそうだったし、今もそれに近い。才能は素晴らしいと思っているが、彼の本当の才能はファンタジー的な造形力にあるのではないか。で、そうでない、「リアル」寄りの作品だと、頭の中で作り出した「お洒落な」装飾品(あるいは不自然な「人形劇」)になるので、読む側の一部の人たちはそれ(嘘くささ。或る種の不誠実さ。その不誠実を隠した欺瞞性や偽善性。)を最初に感じ取って拒絶反応が出るのだと思う。そこが、ドストエフスキーなどのように、「心の底から」人間や社会や世界を切実に感じ取り、どうしようもない衝動に動かされて小説を書いてきた作家との違いだろう。

ちなみに、私は村上春樹と「小説的趣味」が似ていて、フィッツジェラルド、カポーティなど、「都会的な」作品の「匂い」は好きだが、それらの小説は「読まなくても分かる」という感じで、実際に読んだ作品は少ない。読まなくても分かる、というより、「分かる気がする」だけだが、その「気がする」ことが重要なので、何かを好きになるにはそれで十分なのである。いや、読まないほうがむしろいいかもしれない。読まないであれこれ想像する楽しみがあるのだから。

村上春樹は荒井由実(松任谷由実)に似ている気がする。都会的な洒落た感じ。あまりに巧みなので、それを言語化した人はいないと思うが、現実から遊離したファンタジー的な(あるいは工芸品的な。ロココ的というか、装飾的な)美しさ、である。そこが美点であり、嫌う人たちからは嫌われるところだろう。
ちなみに「魔女の宅急便」は、都会に憧れる田舎娘が上京していろいろ経験する話である。だから、その冒頭に荒井由実の「ルージュの伝言」が印象深く使われるのは自然なわけだ。

言うまでもないが、私は「作り物」を排する気はまったく無い。すべての芸術作品は作り物なのだから。ここでは、ただその「匂い」を論じているだけだ。調理人が作った見事な料理に、うっかり落とした香水のような匂いの話をしているのだ。その点では荒井由実のほうが「私はお金持ちの世界を描いているのよ」と最初から宣言しているようなものだから、宝飾品に香水がついても何も問題は無いのと同じである。しかし、小説は「人間(田舎の人間や庶民を含む)」や「人生」という生き物を細かく描くので、作為性(文体自体も含めてだ。)が目立つと不利になることもある。これが村上春樹作品が或る種の人々を倦厭させる理由だろう。

(以下引用)
いつだったか、勉強の仕方が分からないと言って娘を驚かせましたが、ついでに言えば、小説の読み方もわかりません。
村上春樹さんの小説がたくさんの愛読者を持つ秘密を知ろうと思って挑戦するのですが、1ページも読めませんでした。
情操のどこかに欠陥があるのかもしれませんが、でも、ドストエフスキーは読めるのです。

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「老人のボケ」は病気ではなく老化の必然的現象

まあ、昔から、老人になれば頭がボケるもの、と相場が決まっていたわけで、それを「認知症」という「病気」にしたこと自体が間違っていたのである。
で、老人のボケというのは、脳の記憶容量がいっぱいになった結果、新しいことや「不要なこと」を覚える「空き」がなくなった結果と見るべきだろう。その「不要なこと」の中でも、人名など最たるものであり、特に一人暮らしをしていると、人の名前などまったく不要になるわけだ。そもそも、名前というのは、その人間の人格や個性と本来無関係だから、覚えにくいのが当たり前なので、従って、忘れやすいわけだ。「星野瞳」などというアイドルのような名前を持っていても、どブスや老婆である可能性もある。電話番号などの数字も覚えにくいもののひとつである。自分に電話をかけることはないから、自分の携帯番号など、記憶しにくいのが当たり前である。さらに、一人暮らしだと日付や年号もほとんど不要だ。まあ、曜日はゴミ捨てに必要なだけである。
つまり、こうした類の記憶は「社会生活を送るため」のものであって、生きるため(娯楽も含む)に必要なものではないから忘れやすいのである。
冗談だが、記憶力が悪いと、前に読んだ本の内容を忘れたりするから、同じ本を何度でも楽しめるのではないかww いや、冗談抜きで、私は、昔読んだ本を読み直そうかと考えている。特に子供のころや若いころに理解できなかった本が、案外、もの凄い感動や知的刺激を与えるかもしれない。記憶力は悪くなっても、知的能力(理解力や論理思考力、判断力)自体は昔より良くなったと私は認識しているのである。「記憶力=知能」ではまったく無い。

(以下引用)

認知症になったら何もわからなくなり、何もできなくなる……。そう考える人は多いが、これまで3000人の認知症の患者を担当してきた精神科医の和田秀樹さんは「認知症ほど誤解されている病気はない。認知症にはポジティブな面があることを知れば、無用な恐怖心を手放すことができる」という――。

※本稿は、和田秀樹『脳と心が一瞬で整うシンプル習慣 60歳から頭はどんどんよくなる!』(飛鳥新社)の一部を再編集したものです。

頭のよい人は認知症をやみくもに怖れない

病気を必要以上に怖がらないということは、シニア世代の方が、これからの人生を賢く生きていくための知恵だと思います。


高齢を迎えた多くの人、あるいはその家族が抱える悩みとして、認知症に対する不安があるでしょう。


個人的に、認知症ほど誤解されている病気もほかにないのではないかと思います。


「認知症になったら最後、何もできなくなるし、何もわからなくなる」という誤った解釈が横行していますが、決してそんなことはありません。


認知症になったからといって、すぐに人の顔がわからなくなるようなことはないのです。意外に思われるかもしれませんが、最初の5年間くらいは、それまでとさほど変わらない生活を続けていける人がほとんどです。

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さらに、認知症の症状が進行した状態でも、知的な能力は残り続けます。


69歳でアメリカの大統領になったドナルド・レーガン元大統領は、退任して5年後に、自身が実はアルツハイマーであったことを公表しました。その時にはかなり症状は進行していて、自分がまだ大統領だと思っていたようです。


おそらく、大統領就任中にはすでに初期の認知症にかかっていて、記憶障害などの症状は起きていたと思います。それでもレーガン氏は人望のある大統領として活躍し、偉大な功績も残しました。


レーガン元大統領の例からもわかるように、認知症になったら一切の判断力がなくなる、何もできなくなるなどと思うのは大きな間違いで、認知症になってもできることはたくさんあります。

認知症の人にこれだけは絶対してはダメなこと

危険を察知する能力、怖いものを怖いと思う感覚も、認知症を発症してからかなりあとの段階まで残りますし、むしろ、危険を回避するための防御反応は高まります。


私はこれまで3000人以上の認知症の方を視てきましたが、徘徊中に転んでしまった人はいても、道で車にぶつかったという人は一人もいませんでした。車にぶつかるのは危険なことだと認識する能力は残っているからです。


私が高齢者医療の現場である浴風会病院に勤務していた当時は、年間100例ほどの解剖が行われていましたが、その結果判明したのは、85歳を過ぎると、脳にアルツハイマー型の神経変性がない人は一人もいないということです。

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つまり、認知症は誰もが罹患するもの。病気というより老化現象の一つです。高齢になって体の機能が衰えるのと、何ら変わりはありません。


そして老化であるがゆえ、その進行速度もゆっくりしたものですし、個人差があります。


一番避けたいのは、認知症だからといって悲観的になり、家に閉じこもってしまうことです。頭と体をしっかり使うことで、認知症の進行は遅らせることができます。


ですから認知症になったときこそ、意識的に以前と変わらない生活を送ることが重要です。無理に行動を制限するほどに、進行は早まってしまいます。


私自身、医師としてたくさんの高齢患者さんを診察してきましたが、一人暮らしをしている人ほど、認知症の症状は進みにくいことがわかりました。それは、いろいろな家事をするなかで、必然的に頭を使うからです。日常生活を送るというのは、思っている以上に脳を働かせるものなのです


認知症の方が一人で暮らすのは不可能なのでは? と思う方もいるかもしれませんが、先に述べたように、認知症になると防御反応が高くなるため、多くの場合、食事の用意なども自分でしっかり行います。食べることは自分の生存に関わることだからです。


認知症になっても、できることはたくさんあります。その「できること」を失わないように、残存機能をとことん活用し続けることが大切なのです。

認知症のポジティブな面を知っておく

「認知症にだけはなりたくない」と、認知症になることがこの世の終わりかのようにとらえている人は多いと思いますが、認知症になってもまだまだやれることはたくさんありますし、医師の見解としては、ポジティブな面も大いにあると思っています。


認知症の症状が進んだ人ほど、嫌な記憶がなくなるせいか、ニコニコと温和な性格になり、多幸感にあふれているような印象を受けます。老人ホームなどでも、患者同士でレクリエーションを楽しんでいたり、職員とにこやかに会話をしていたりといった光景をよく目にします。


周囲がいくら不憫に思っていたとしても、当の本人が幸せでいられるのならば、それに勝るものはないのではないでしょうか。

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また、かつては偉そうな態度だった人も、認知症が重くなると、いつしか誰に対しても敬語で丁寧に接するようになっていきます。


先にお伝えしたように、認知症になると防御反応が高まりますから、失敗やトラブルを起こさないように、相手が誰かわからなくても、ひとまずあらゆる人に丁重に接しようという意識になるのです。結果的に、朗らかでソフトな印象を与える、まさに理想的なシニアになっていきます。


認知症は誰もが経験する老化現象であることに加え、このような側面も持っています。であればこそ、「なったらなったでよい面もあるかも」という意識を持つことで、過度に怖れることはなくなるのではないでしょうか。


---------- 和田 秀樹(わだ・ひでき) 精神科医 1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、アメリカ・カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。国際医療福祉大学教授(医療福祉学研究科臨床心理学専攻)。一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)。川崎幸病院精神科顧問。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている。2022年総合ベストセラーに輝いた『80歳の壁』(幻冬舎新書)をはじめ、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)、『老いの品格』(PHP新書)、『老後は要領』(幻冬舎)、『不安に負けない気持ちの整理術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『どうせ死ぬんだから 好きなことだけやって寿命を使いきる』(SBクリエイティブ)など著書多数。 ----------

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