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画面編集という「偽の事実」を作る方法

あれほど非論理的な発言を繰り返していながら、橋下が「議論に強い」扱いされているのはおかしいと思っていたが、こういう事だったわけだ。なるほど、それならテレビ画面では議論に負けないはずであるwww 小林との対談だけの話ではないだろう。初期からこういう操作をしてきて、それで騙された視聴者が「橋下は頭がいい」と思い込んで、知事選や市長選で投票したとしたら、テレビによる犯罪のようなものだ。


(以下引用)


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1: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:22:04.86 ID:wPyMZJFv0
「橋下羽鳥の番組はゲッペルスの作業だ」

橋下羽鳥の番組を見たら、ものすごい編集の荒業が発揮されていて、
橋下のヤバい意見が全てカットされ、
それに突っ込むわしの意見もすべてカットされていた。

番組の前日にディレクターがわしの意見を電話で詳細に聞いて、
それをパソコンで文章化し、橋下に読ませているのも変だと思う。
そのような事前検閲的なことを他の出演者にも行っているのか?

https://yoshinori-kobayashi.com/13038/

 


引用元: ・http://hawk.2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1494343324/


2: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:23:06.78 ID:5/a6xl+sr
台本貰っとらんのか

 


4: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:23:48.67 ID:IidGSgYy0
そういう番組だろうに

 


6: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:24:11.11 ID:Zr7ethXt0
ワイズム

 


10: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:24:50.73 ID:uhb2kTFR0
橋下の番組やししゃーない

 


11: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:25:29.04 ID:v6de26dx0
そもそもあれ討論番組ちゃうやろ
アッコにおまかせみたいなもんや

 


12: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:25:51.44 ID:e6q9FR5m0
本当にそうだとしても
小林よしのりの発言は信用ならん

 


13: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:25:53.43 ID:guuhsu7Bd
知ってた

 


14: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:26:14.46 ID:zz65nzq00
普通にやったら高田のデブの時みたいになってまうからなそら台本ありよ

 


15: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:26:34.52 ID:LM6MtDHHd
オウムに殺されかけた論客小林よしのりとあへあへAKB大好きおじさんは別人

 


16: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:26:53.04 ID:Uws4TfTl0
小林て味方になったやつすべてと敵対して最後は喧嘩別れするな

なんか深い闇と欠陥がありそう

 


24: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:30:43.31 ID:CjhI3EkA0
>>16
むしろそれが本来普通でしょ
時代変わらず意見全く変わらない奴とか怖いわ

 


30: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:32:23.67 ID:Uws4TfTl0
>>24
いやいや、喧嘩別れする必要ないやん
誰彼かまわず毒はいて分かれるて欠陥やん

 


17: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:27:04.01 ID:GlzbI1cu0
林修もガクトも同じ手法だな
答えあらかじめ用意されるみたいな

 


18: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:27:36.08 ID:/viyC7QW0
バラエティ番組やぞ

 


19: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:28:23.02 ID:GlzbI1cu0
ゴーマニズム宣言とか出版当時神扱いされてたんやろ?
マスコミの印象操作自分もやってたんやん

 


20: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:28:51.34 ID:CjhI3EkA0
編集作業を検閲作業と置き換えるの最強過ぎやろ
すげぇまともな批判してるみたいでええや

 


23: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:30:05.02 ID:vFem4BcBd
ゲッベルスな
ペやないねん

 


25: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:30:50.30 ID:GlzbI1cu0
カットされるの嫌なら出なきゃ良いのにな
自分の主張を通したいならスポンサーの無いネット番組かなんかで延々と持論展開するべき
偏向報道しないマスコミなんて無いから

 


27: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:31:22.31 ID:EQsAPsvV0
小林はおいといて橋下信者がまだうようよって凄いよな

 


31: 名無しさん 2017/05/10(水) 00:32:26.42 ID:guuhsu7Bd
視聴者もわかってるよ
あの恣意的なカットとか最後は橋下の意見でまとめるとことか
気づかずに見てるやつはヤバイだろ



(夢人追記)公平を期するために、両論併記www どっちもどっちであるが、小林よしのりのほうがまだ狡猾さは少ない印象だ。橋下に言わせれば、そういうのを「バカ」と言うのか。


橋下徹氏 番組共演の小林よしのり氏を酷評「やっぱりバカだった」

橋下徹氏© デイリースポーツ/神戸新聞社 橋下徹氏

 前大阪市長の橋下徹氏が9日、ツイッターを更新し、8日に放送されたテレビ朝日系「橋下×羽鳥の番組」で共演した漫画家の小林よしのり氏について「やっぱり小林よしのりはバカだった」と痛烈に批判した。


 橋下氏は小林氏について「人の話を理解する能力が欠如しているし自分が絶対的に正しいと勘違いしている」「日本の戦争を自衛戦争だと完全に正当化してアメリカの原爆投下だけを非難する矛盾に気付かない」と非難。


 更には「小林よしのりのくその役にも立たない抽象論を持ち上げている連中がいるのが不思議だ。小林は現実の政治の悩みなどを全く気にしない無邪気な乳幼児のよう」と、バッサリ。「番組で憲法論をはじめ現実の政治を少しは教えてやろうと思ったがもう出演しないだって。自分を持ち上げてくれる現実知らずのお友達と仲良くやってろ」と吐き捨てるようにつぶやいた。


 番組では、政治家の暴言、失言についてその裏側を徹底検証。現役政治家や政治評論家などが出演し議論したが、その中に小林氏もゲストとして登場。橋下氏は政治家時代の自身の失言、発言について、米兵による性犯罪が頻発していることに、風俗を活用すればいいなどと発言したことに「それは撤回したが、慰安婦問題はあれは絶対正しい、今堂々言える」などとコメント。それに対して小林氏は「やっぱ危険だよね。口からでまかせでさあ」と話し、橋下氏は「どこがでまかせなんですか」と言い合うシーンもあった。










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「あの人ずるい」は実は「羨ましい」

三つのリツィートを並べたが、それぞれ「箴言」になっている。自分自身や他人に対し、短絡的な反応をしがちな人間は、よく味わうべきだろう。


なお、「ずるい」を正直に「羨ましい」と言うと、自分の乞食根性が明確になり、「他者非難」が「自分への非難」の糸口になりかねないので、この幼い子供のように素直に「ずるい」を「羨ましい」に言い換えられる人は少ないと予想する。



さんがリツイート

  1. 5月7日
  1. 僕は自分がそこまでの変人だと思ってないので、万が一のときは虐殺でもなんでもやっちゃいそうです。自分を信用してません。なので、できるだけ万が一の状況に追い込まれないよう用心しますよ。そして変人を大事にしよう。
  2. 268件のリツイート 317 いいね
  1. 『普通の人々』を読んだときも思ったのだけど、組織がとんでもないことをしでかすとき、積極的に抗うことができる人は高い倫理感や正義感を持つだけでなく(そういう要素もありましょうが)、「空気を読まない」「仲間の文化に染まらない」「つまり人付き合いが下手」な変人なのではないかしらん。
  2. 4件の返信 736件のリツイート 901 いいね
  1. たしかにそのとおりだ。 大人でも、「ずるい」と言っている人の中に「うらやましい」がかなり含まれている気がする。
  2. 1件の返信 346件のリツイート 308 いいね

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復讐の白い爪

希望や願いが叶わなかった時、その感情が復讐心に変わる、というのはなかなか凄い花言葉である。




             さんがリツイート
15時間前

【シロツメクサ】 シロツメクサは、野原にあるクローバーに咲く白い花で『幸運』や『約束』といった花言葉を持っています。 しかし、クローバーが持つ花言葉の願いが叶わなかった時には、もう一つ別の花言葉の意味を持つと言われています。 もう一つの花言葉は『復讐心』


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南山を見る人、見ない人

「ネットゲリラ」記事からゲリラ氏の発言関連部分だけ転載。別にその発言に賛同しての転載ではなく、こちらの頭脳が刺激を受けた話題だからで、女性差別主義的なジェンダー論に与するつもりは無い。
そもそも男性と女性の頭の優劣論など愚劣な論にしかならない。頭のいい女性もいれば頭の悪い男性もいるというだけの話だ。男性全体の脳が女性全体の脳より5%程度良かろうが、(この数字だって相当に怪しいが)、世の中には一般男性の100倍も1000倍も頭のいい女性がいるわけで、べつにそういう記事を読んだ男性であるあなたの頭が女性よりいいと保証されたわけではないwww
概して言えば、女性は抽象的な事柄より具体的日常的な事柄に関心を持つ、という傾向があり、だから理系は女性より男性が多いとは思うが、現在は理系女子も多く、私のように理系学問はまったくダメ、という男など太刀打ちできない。
まあ、そもそも女性と身近に話した経験そのものが少ないので、女性論など書くのもおこがましいが、女性は概して平和を愛する傾向が強いこと、(これは子供を産み育てる存在であることから来る性質だろうと思う。まあ、「靖国の母」みたいな異常なのもいるし、いざ戦争となれば戦意発揚の旗振りをする女性もたくさんいただろうが、それは「自分自身の立場を有利にするための」庶民的な生活戦略的行動だったのだと思う。)「構築性の美」にはあまり関心が無いことは言えるのではないか。
そもそも空間性に興味が無いから「空間認識能力は、男性に比べて著しく劣っている」ということになる。(もちろん、再度言うが、この研究そのものが眉唾物である。)これに関しては、女性の造園家が少ない、ということのほうが彫刻家が少ないことよりも例証としては適切だろう。人体の彫刻やオブジェなら女性でもやる人は多いのではないか。
などと書いたのは、去年英国を少し旅行した時、ガイド兼通訳兼妻である女性が、英国庭園や風景を見ることにはほとんど関心が無く、家具とか道具とかバザーとか、こちらのまったく興味の無いものばかりに関心を示していたからである。
そう言えば、有名な絵描きでも女性の風景画家というのは、ほとんどいない。女性漫画家は多いが、絵描きと言えば人物画か静物画で、その静物画も何だかつまらない「装飾性」過多のイラストみたいな作品だけである。自然の風物を描いたのは男の画家だけではないか。
基本的に、女性の視点、あるいは視線は自分の身の回り、半径10メートル以内か、それを飛び越して国家にまで行くのではないかと思う。その中間が無い。

「菊を採る東籬のもと、悠然南山を見る」

というのは、女性からは出て来ない心境であるような気がする。
菊を採ったら、それをどう活けるか、とか、生垣の枝の伸び具合が気になる、とか、隣家のご主人の動静が怪しい、とか、餌を漁るヒヨコが可愛いとかばかり気になって、南山など目に入らないのではないかwww

いや、再度言うが、だから男が偉いとかいう話ではない。男でもファッションや小道具や化粧に興味を持つ人間もたくさんいるのであり、「自然への興味? 爺臭え。自然より人間だよ、女だよ」という男のほうがふつうで、「悠然南山を見る」は、単なる趣味の問題かもしれないのである。たぶんそうだろう。



(以下引用)

やはり女は脳足りん

| コメント(11)

女はアタマが悪い、という話なんだが、こういうのって、物差しが違うと違う結果が出るので、何とも言えない。言えるのは、「女は男と違った物差しで生きている」という事だけだ。女はコミュニケーションで生きている部分があって、異常に対人関係に気を使う。オンナと話をしていると延々と、誰かの悪口を聞かされるんだが、そんなに嫌ならつきあわなきゃいいじゃん、と思うんだが、本人の前ではヘラヘラ笑って、仲良くしているのに、裏では延々と陰口という、オンナの対人関係の独特なセンスにはウンザリです。
エラスムス大学(オランダ)の最新の研究によると、女性は男性に比べて知能指数が3.75ポイント低いことが分かった。
また、女性の空間認識能力は、男性に比べて著しく劣っているとのテスト結果が得られた。一方、記憶力のテストでは、女性のほうが男性よりも優れていた。
男女約900名のMRI検査をもとにした調査では、男性の脳は女性の脳よりも約14%大きいことが分かった。
空間認識という問題では、「有名な洋服のデザイナーには、何故、男が多いのか?」という問題が絡んでくる。服というのは、平面である布地を立体である人体にまとわせて表現するモノであり、空間認識能力が高くないと、洋服のデザインは出来ない。おいら、テディベアの型紙を創意工夫して作っていたんだが、「立体でモノを考えられる人はアタマが良い」と言われた事がある。確かに彫刻家にはオンナは少ないね。



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論理と倫理

「徽宗皇帝のブログ」に「論理より倫理が大事」と書いたのを読み直して、これは案外大事な主張かもしれない、と思ったので補足しておく。

「あなたは言葉と人間と、どちらが大事ですか」

と聞いたら、「言葉が大事だ」と答える人はほとんどいるまい。口先だけで人を丸め込むために使う、という言葉の使用法を知らない人はいないだろう。社交辞令や嘘は言葉の機能の半分以上である。言葉は人間を現実から引き離すものだ、とすら言える。「何かを言葉で表現した瞬間に、人は物そのものを見なくなる」という小林秀雄の言葉は、言葉の危険性(現実の抽象化機能)を端的に指摘した優れた言葉であるが、それ自体もまた言葉であるのが皮肉である。
で、話を元に戻して、

「あなたは言葉と人間とどちらが大事ですか」

と聞かれたら、まともな人間なら人間が大事と答えるだろう。まあ、ボードレールやオスカー・ワイルドなら、言葉が大事、と答えるかもしれないが、ああいう文学的キチガイ連中は相手にしない。(言うまでもなく、私はそういうキチガイたちを敬愛している。)

なぜそういう質問をしたかと言うと、「論理」とは基本的に他者を説得するための理屈なのである。当人が納得するためならべつに論理的でなくてもいいのは、宗教信者などを見れば分かるとおりだ。むしろ、「不合理ゆえに我信ず」という有名な言葉もあるように、対象となる存在に合理性を超えるものがあるから信仰もある、と言えるほどだ。

そして、ここまで長々と書いてきたのは「論理」とは「論のための理屈」にすぎない、と言いたいからだ。その「論」とは何か。「ごんべん」が付いていることから分かるように、ただの言葉である。ハムレットで言われている「言葉、言葉、言葉!」である。妄言詭弁、何でもあり、の「言葉」だ。

そんなもののために生きている人間を切り捨てていいはずはない、というのが私の主張である。

「倫理」の「倫」とは、「道」の意味だとどこかで読んだ記憶があるが、「にんべん」が付いていることから分かるように、「人が生きる上で通るべき道」である。
「人間」以前の動物的連中でもカネの有難さは分かるが、それは動物がエサの有難さを知っているのと同じ話であって、人間であるならば、「倫理」を持って生きる必要がある。そういう倫理を持たない人間をサイコパスと言うのである。社会の上位層ほどそういう人間が多くなるのは、「経済絶対主義」の社会である資本主義の必然かもしれない。












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「恥知らず」ということ

社会的動物である人間として最強なのは「恥知らず」であることだろう、と思う。橋下とか安倍とかのような有名人は言うまでもなく、無名の庶民でも恥知らずは強い。精神的に強靭だ。ヤンキーとかDQNはそれである。自分のしていること、してきたことを恥ずかしく思うような人間がヤンキーやDQNであったなら、即座に自殺しているだろうwww 
論理性も倫理性も無い人間はほとんどが恥知らずでもある。「恥」は倫理の基盤となるものだ。そして倫理とは基本的に自分を縛ることだから、倫理に縛られない恥知らずが強いのは当たり前の話である。
有名人である、ということは、普通の神経の持ち主にとっては辛いことだろうと思う。四六時中他人の好奇の目にさらされ、一挙手一投足を監視されていて、よく生きていけるものである。そうしたことを苦痛に思わず、むしろ喜ぶような性格だから、有名人をやっていけるのだろう。
トランプも、有名人であることをむしろ喜ぶタイプの人間のはずだが、大統領の注目のされかたは、また桁が違ったようで、大統領になって後悔しているようだwww 当たり前である。「恥ずかしい行為」が何一つできなくなるのだから、その「恥ずかしい行為」が好きな人間が大統領になる、というのは、魚が陸上で生きることを強制されるようなものだ。


(以下引用)



トランプが燃え尽き症候群

| コメント(8)

トランプが、「大統領はもっとカンタンだと思っていた」と発言、というんだが、トランプって、ロシア人の娼婦と乱痴気騒ぎするのが大好きで、だからプーチンにも好感を持っていたんだが、今じゃ24時間見張られているので、娼婦も買えないw ロシア娼婦って、そら、どう考えたってハニートラップだしw

就任後の100日を振り返ったトランプ大統領が、ホワイトハウスの住人となる前の暮らしを懐かしむ一幕があった。
「以前の生活を愛していた。色んなことが出来た」と、大統領はホワイトハウスの執務室で語った。「前と比べて、仕事の量が多くなった。(大統領の仕事は)もっと簡単だと思っていた」
トランプ大統領は、「以前の生活」でもプライバシーがないことに慣れていたものの、現在のプライバシーの欠如にはさらに驚いたと語った。24時間シークレット・サービスの警護がつき、常に行動をともにする制約があることにまだ慣れていないという。

そもそも政治家であった事すら、一秒たりともなかった人物なので、政治家がナニであるかも判っちゃいないw 日本にもそういう人、いるよね。ハシゲとかw シンダロとかw 政治家というのは利害関係を調節するのが仕事なんだが、誰かの悪口をパーパー垂れ流していればみんながヤンヤの喝采をしてくれるw 地道に調整なんかする気は最初からないw まぁ、今では世界中にそういう政治家ばかりですw ルペンとかw



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トウキョウD.C.

以前にも記事を引用した「いつか電池のきれるまで」というブログから転載。
人間心理を繊細に分析でき、それを言語化できる人の文章である。
念のために言うが、私自身、東京に住んでいる友人もおり、東京に暮らす人々自体を批判したり否定したりする気はまったく無い。ただ、東京に住むこと自体がある種の特権階級だな、とは常々思っている。その生活を維持する困難や苦労もまた大きいだろう、とも思うが。
一番の問題は、政治と経済と文化がすべて東京しか念頭にない、ということだろう。地方には、適当にカネを与えて、適当にやっておけ、という感じではないか。地方は地方で、その地方のボス猿たちが利権を独占し、ピラミッド構造を作っているのだろう。東京の人間にとっての地方とは、観光に行く場所以外の意味は無いのではないか。
日本の中で東京とは「特別地域」であり、それ以外の場所とはまったく違うように思う。まあ、それが首都というもので、当然の話だ、と言うなら、それで話は終わり、で、永遠に東京と地方は断絶したままだろう。
フクシマは、そういう断絶を現象化した(目に見えるようにした)事件ではないだろうか。

記事タイトルはもちろん「ワシントンD.C.」をもじったものだが「コロンビア特別区」では意味不明だから、(D.A.=アメリカ特別区)か(D.W=ワシントン特別区)がいいかもしれない。


(以下引用)



2017-04-28

「『東北で良かった』…東京の皆さんの本音ではありませんか?」にこめられた地方民のルサンチマンを、東京の人々はまだ知らない。


www.asahi.com


irorio.jp




この件に関しては、あまりにも配慮に欠ける発言ですし、そもそも「あっちの方」という言葉に僕はものすごく引っかかったのです。
じゃあ、あなたにとっての「ここ」は、どこなのですか?
今、しゃべっている「東京」が、「ここ」で、東北は「ここではないところ」なのか。復興相という役職についているにもかかわらず、東北を「あっちの方」って……
二番目のリンクにあるように、個人が、「自分たちが住んでいる場所じゃなくてよかった」って思うことは、仕方が無いことでしょう。
ただし、それを口に出されれば実際に被害に遭ってしまった人たちは少なくとも良い気分にはならない、ということは想像できてしかるべきだし、復興の責任を担っている人が、言うべきことでもない。
そもそも、スピーチライターとか、いなかったの?




これはもう、辞任も当然、という話だったのですが、それに続いて、産経新聞のこんな記事がネットで話題になっています。


www.sankei.com




ブックマークコメントでは、この記事も、かなり批判されているようです。


b.hatena.ne.jp




好意的に読めば、この記事は、あまりにも「東京中心」になっている日本という国への東北からの憤りと、「喉元過ぎれば熱さを忘れて」災害への対策よりもオリンピックで浮かれている人々への警鐘なんですよね。




この産経新聞の記事って、タイトルと文中の「東北で良かった」を「東京じゃなくて良かった」に差し替えれば、こんなに批判されることはなかったはずです。
ただ、こんなに読まれることもなかっただろうけど。
こういう「読まれるためには釣りタイトルみたいなのが必要」というのはどうにかならないかと思うのですが、「釣り要素」がない真っ当な記事やエントリというのは、どんなに良いことが書いてあったとしても、なかなか読んでもらえず、議論の俎上に乗らないのも現実なのです。




僕は九州北部在住なのですが、東日本大震災の後、テレビでニュースを観ながら、ずっと思っていました。
ああ、日本って、東京がいちばん大事なんだなあ、って。
東日本大震災のあと、福岡のテレビでも、全国ネットのニュースやワイドショーのなかで、首都圏の計画停電や電車の運航状況について、ずっと伝えられ続けていました。
それは、九州に住んでいる僕たちの生活には、ほとんど関係ないはずなのに、その「東京の人たちのための情報」が、当然のごとく流れていたのです。
「関係ないから他の番組にしろ」なんて言うつもりはありません。
でも、「僕たちの街で停電になったり、電車が止まったりしても、きっと、東京のテレビやメディアが、東京の人たちにそれをこんなに熱心に伝えることはないだろうな」とは感じました。
関わっている人の数が違う、ニュースとしての重要性が違う、たしかにそうなのかもしれないけれど、東京の人たちは「東京のニュースは全国ネットが当然、その他は『ローカルニュース』」だと思っている。
首都としての機能や人口の多さからみても、それが現実であることは理解できるのだけれど、あからさまに突きつけられると、地方在住者としては、「東京の傲慢」を感じてしまうのです。




被災地の復興に関しても、被災地の需要で建設資材の高騰や作業員の人手不足のなか、2020年に東京オリンピックが開催されることで、さらに「復興のコストが増す」ことになりました。
国威発揚、海外へのアピールのためにオリンピックは必要だ、という意見もあるでしょうけど、それで潤っているのは「東京」あるいは「中央」だけのように見えるのです。
被災地の現実的な復興にとっては、かえってマイナスに作用している。




原発の再稼働も、とりあえず安全性が高いとされているところから、進められようとしています。
佐賀県玄海原発がありますが、原発で雇用を生み出している地域は再稼働賛成が多く、直接の利益はないのに事故が起こったら被害を受ける周辺地域は再稼働に反対している、という状況になっています。
(ちなみに、県議会や県知事は再稼働容認へ動いているようです)
少し離れたところからみていると、原発は「安全性」から、時間が経つにつれて「経済的な問題」が重視されてきているように感じます。
原発が飛躍的に安全になったわけでもないし、自然災害のリスクが低下したわけでもないのに、再稼働のほうへ、動き出している。




人は、1万円を新たに得る喜びよりも、持っている1万円を失う悲しみや恐怖のほうが、何倍も大きいそうです。
一度、自治体が原発に依存してしまうと、そこから元の「雇用もお金も何もない自治体」に戻るのは難しい。
東京は、そうやって、「良い思い」をさせることによって、「地元の意向」をつくりだし、危険を地方に押しつけてきた。
そして、「人口が多い東京にリスクが高いものを作るのは『合理的』ではない」と言い続けている。
いや、それはたしかにそうだとは思いますよ、もしものときのリスクやコストを考えると。
でも、東京の人たちは、それがあたりまえのことだとドヤ顔で主張して、「押しつけてごめんね」っていうポーズすら見せない。




「東京っていっても、元は地方から上京した人たちの集まりなんだから」と僕も思っていました。
 ところが、この新書で紹介されているデータをみると、最近はそうでもないんですね。




fujipon.hatenadiary.com



 現在地ブロックとは、例えば現在東京に住んでいる人間のうち、同じ土地での出生出自が何%を占めているか、というもので、本書の表現に沿えばジモティ率を示したものである。
 ここで興味深いのは、現在東京圏(東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県)に住む人々の実に68%が同じく東京圏に出自を持つ土着民である、ということだ。むろん、このデータには、例えば東京圏で生まれたものの親の都合で小・中・高を長野県で過ごし、就職して以降再び東京圏に回帰してくるといったパターンの人々をも含んでいるので、この数字がそのまま東京圏に出自を持つ土着の人々(ジモティ)を示すものではなく、実際には幾分下方に修正されるだろう。
 とはいえ、東京居住者の大半は地方出身者によって占められている、という漠としたイメージは、実際には膨大な労働力が郡部から大都市部に流入してきた高度成長期のイメージの延伸にすぎない。


 最近、何度か東京に行く機会があったのですが、複雑な地下鉄の路線図や駅に溢れる人、立ち並ぶ高層ビルになどをみていると、なんだかもう、同じ日本だとは思えないのです。
 もちろん、そういうのが「東京の一面」でしかないことはわかっていますし、個々の「東京に住んでいる人たちが、とくに傲慢なわけでもありません。
 ただ、地縁が薄れてきていることもあり、「地方の人間は、東京的なものを体験したり想像したりすることができても、その逆(東京人が地方に住む人の感覚を理解すること)は難しくなっているのではないか、という気がするのです。
 東京の人たちは「とくに東京が贔屓されている」とは思っていない。ずっと前から、そうだったから。
 東京は、東京の「ふつう」を続けているだけ。
 それがまた、地方の東京へのルサンチマンを募らせる。




 今村前復興相は、佐賀県出身なんですよね。
 その人が、議員になって、大臣になって、東京で、「まだ東北で、 あっちの方だったから良かった」と発言した。
 これって、地方から「成り上がった」と感じている人の発言だよなあ、とも思います。
 ずっと東京に住んでいる人って、東京へのコンプレックスが無い分だけ、地方をバカにすることもなく「方言に憧れる」なんて言うことも多い。
 それはそれで、「地方の現実も知らないくせに!」なんて反発してしまうのだけれど。
 僕は僕で、「東京の現実」は、わからないし。




 さびれた地方都市から、いまの建設ラッシュの東京をみると、自分たちは置き去り、あるいは「養分」にされているのではないか、と感じるのです。
(お金の動きからすると、地方のほうが東京を「養分」にしている、というのが現実なのですが)
 被災地の復興がなかなか進まないなかで、オリンピックで浮かれている(ようにみえる)東京に冷水をぶっかけてやりたくなる気持ち、僕はわかります。
 それを産経新聞というメディアが、釣りタイトルでやるべきなのか、とは思うのだけれど、「地方からの声には、『釣り』でもやらないと、誰も耳を傾けてくれない」というのもひとつの現実です。
 世の中には、もっと正統派の警鐘を鳴らす記事も少なからずあるはずなのに、この文章だけが注目されているのも「叩ける要素」があるからなんですよ。
 


 「『震災が自分たちのところで起こらなくてよかった』というのは人間の本音」だと主張している人たちは、「地方に住んでいる人が抱えている、東京への憧れと強いルサンチマン」も「人間の本音」であるということを考えてみてほしい。
 「『東北で良かった』って思ってるんじゃないか?」って言いたくなるほど、東京は冷淡だと「あちらの方」からは見えている。
 そういうのって、相手を批判したり叩いたりしても、感情が変わったり消えたりする』ようなものじゃないよ。


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