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夜間頻尿と筋肉老化の関係

「週刊現代」記事で、理屈は正しいと思うが、その対策は、もっと単純化したほうがいいと思うので、図解は載せない。(転載しにくいし。)
要は、「日中に下半身に溜まった水分が、夜に横臥位で寝ることで膀胱に行く」のを防ぐということだ。それには、太ももの内側の筋肉引き締めや、肛門括約筋の引き締めなど、普通は意識していない筋肉を引き締めることが重要だ、ということである。
老化の特徴が、筋肉劣化であり、しかも、ふだん使わない(意識しない)筋肉から劣化していく、というのは重要な知識だろう。そこで、前に書いた「筋肉体操」が大事、となる。つまり、一般の筋トレのように、「見せる筋肉」の鍛練ではなく、「見えない筋肉」をこそ鍛えるのである。まあ、鍛えるといっても、三石巌流ならわずか6秒の「引き締め」である。

(以下引用)

2022.03.15
# 週刊現代# 医療・健康・食# ライフ

快適な睡眠は「ふくらはぎ」が決める…!「夜のトイレ」と「こむらがえり」はこう防ぐ

膀胱を安定させる

良質な睡眠は健康づくりの要と言っていい。だが、これを大きく妨げる要因が2つある。夜中に何度もトイレに起きてしまう「夜間頻尿」と、ふくらはぎがつって激痛で目覚めてしまう「こむらがえり」だ。


これらを防ぎ、朝まで目覚めることのない快適な睡眠を取り戻すためにはどうすればいいのか。


まずは「夜間頻尿」の改善法について見ていこう。横浜市立大学医学部客員教授で、泌尿器科医の関口由紀氏が解説する。


「年を取ると筋力が衰え、下半身から上半身への血流が滞ります。すると、ふくらはぎなど下半身に余分な水分が溜まってしまうのです。これは本来であれば腎臓へと流れ、尿となるはずなのですが体内に溜まったままになります」


こうして溜まった水分は、日中は下半身にとどまり続ける。しかし、いざ寝ようと思い横になると、下半身から腎臓へと送られていく。


「腎臓に送られた水分は、寝ている間に尿へと作り替えられます。これが膀胱に溜まり、尿意を催すことで夜中に何度もトイレに起きることにつながるのです」(関口氏)

( 中略)


「太ももの内側にある内転筋など、大きな筋肉を鍛えると下半身の血行が良くなります。そのため余分な水分が溜まりにくくなり、夜にトイレに起きる回数を減らしてくれます」(関口氏)


この体操は夕方から夕食後にかけて行うと、就寝前に水分が腎臓へと届けられ、余計な水分を尿として出し切ることができる。


寝ている間だけでなく、日中からトイレが近いという人は加齢により膀胱が収縮し、尿が溜まっていなくても尿意を覚えてしまう「過活動膀胱」を患っている可能性が高い。


これを改善するために役立つと考えられているのが2.骨盤底筋トレーニングだ。関口氏が続ける。

(中略)

「夕食の味噌汁」が危険

膀胱の周りを通る血管の血流を良くすることも、夜中トイレに起きる回数を減らすことにつながる。神奈川歯科大学客員教授で泌尿器科医の奥井伸雄氏が語る。


「へそから指3本分ほど下にある丹田という部分を、小型の湯たんぽやカイロで温めることで、膀胱の周りの血流が良くなります。こうすると膀胱の柔軟性が取り戻され、尿を溜める能力が高まるのです」


食事に関しても気を付けたいポイントがある。それは、塩分を摂取するタイミングだ。


「夕食に塩分の高いものを食べると、塩辛さを和らげるため、一緒に水分を多くとると思います。身体にとっては余計な水分を取り込むことになり、それが下半身に溜め込まれることでも夜間頻尿が引き起こされるのです」(関口氏)


汁に含まれる塩分が高いため、そばやうどん、味噌汁といった汁物も夜に食べるのは控えるほうがいいだろう。


これらを継続することで、快適な睡眠を手に入れることができる。奥井氏が語る。


「私が診療した中では、75歳の女性が下半身の運動と食事の改善に3ヵ月間取り組んだことで、夜中トイレに起きる回数を6回から1回に減らしたという例があります。夜間頻尿は決して治らないものではありません」




もう一つの安眠を妨げる大敵である「こむらがえり」は何が原因となって起きるのか。清水整形外科クリニック院長の清水伸一氏が語る。


「こむらがえりが起きる原因は、筋肉に疲労が溜まったり、血流が悪くなったりすることで筋肉の収縮を抑える腱紡錘という部分の機能が落ちることにあります。


腱紡錘の機能が低下すると、寝返りを打った際などに少し体が動くだけで筋肉が過度に縮み、足のつりを引き起こすのです」


こむらがえりは激痛を伴ううえ、つりが戻った後も鈍い痛みが続く。そのため、また寝付くまでには時間がかかり、睡眠の質を大幅に低下させてしまう。


これを予防するためには、こむらがえりを起こすふくらはぎをはじめとした下半身の筋肉をほぐすことが必要だ。


筋肉をほぐすといっても、難しい動作はひとつもない。テレビを見ながらなど、空いた時間に簡単にできる動きばかりである。


こむらがえりは、膝裏の筋肉が固い人が起こしやすい。清水氏は、これを解消するためには下図中の1.ふくらはぎ伸ばしがおすすめだと語る。


「30~50cmほどの台の上に片足を乗せ、台に乗せた側の膝に両手を置きます。台の上の足の重心を前に傾け、地面に接しているほうの足のふくらはぎを伸ばします。これを左右30秒ずつ行います」


こむらがえりを起こすふくらはぎの筋肉(腓腹筋)に加えて膝裏の筋肉も伸ばされるため、効果を実感しやすい。このような大きな筋肉を通る血管の血流が促進され、腱紡錘の機能が保たれることが期待される。


足首の柔軟性を保つことも、腱紡錘の機能を落とさないためには重要だ。これには下図中の2.足首ほぐしが効果的である。

(中略)


1と2を行った後に取り組むと効果をより高めてくれるのがふくらはぎ揉みである。


床に腰を下ろし軽く膝を立てて、足首から膝裏にかけて優しく手で揉みほぐすだけだ。ストレッチができなかった場合は、入浴後など筋肉が温まっている時に行うと、ほぼ同じ効果を得られる。


「『第2の心臓』と呼ばれるふくらはぎを揉むことで、さらに全身の血流が促進されます。下半身の筋肉にもまんべんなく血がいきわたり、こむらがえりを予防してくれます」(出沢氏)


ここでポイントとなるのは、ふくらはぎを揉むことは、余分な水分を腎臓に送る効果もあるということだ。つまり、ふくらはぎを伸ばしたり揉んだりすることは、こむらがえりと夜間頻尿のどちらの改善にもつながるのである。


体内のミネラルが不足することも、こむらがえりを招く原因となる。なかでも、マグネシウムが不足すると筋肉のけいれんが起こるため日々の食事で意識して摂るべきだ。出沢氏が語る。


「マグネシウムは手に入りやすい食材だと玄米や納豆、ほうれん草などに多く含まれているため、これらを食事に取り入れるのがおすすめです」


これでも症状が改善しなければ、漢方薬に頼るのも手である。


「こむらがえりに効く薬として知られているのが、『芍薬甘草湯』です。これは筋肉の緊張を緩める効果があるため、就寝前に服用するといいでしょう。しかし、常用すると高血圧を招く危険性があるため、あくまで運動や食事による予防を目指すべきです」(出沢氏)



快適な睡眠は、簡単な体操と少しの生活習慣の見直しで手に入れることができる。それが健康を取り戻し、あなたに幸せを運んでくれることは間違いない。

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人相学判定テスト

ちょっと面白い人相なので、あなたの人物鑑定眼テストに利用するといい。

(「鳶の羽」から転載)


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女性にとっての恋愛・結婚という「ギャンブル」の悲劇

私の別ブログに載せた記事だが、こちらのブログの方が向いているだろうから、転載する。

(以下自己引用)

「The Great Gattby」は、男の初恋幻想(妄想)とその破滅を描いた、男には突き刺さる話だが、実は、その初恋の対象であるデイジーは非常に頭のいい女性で、夫のトムも、ギャッツビーも、実は彼女の真価を知らないという、「愛される側の不幸」を描いた、女性にも訴えるはずの話である。
たとえば、デイジー、トム、ギャッツビーその他が車で分乗して都会に遊びに行く話の中で、ギャッツビーと同乗しているデイジーが、夫のトムに向かって、こんな冗談を言う。(自己戯画化という、かなり高度な冗談だ。)

We'll meet you on some corner. I'll be the man smoking two cigarettes.

私の持っている翻訳では、このジョークは、こう訳されている。

「じゃあ、街角でお会いしましょう。シガレットを二本くわえて待ってます」

もちろん、シガレットを二本くわえて、というのは「目印に」の意味で、いかにも喜劇的である。だが、夫のトムは、その冗談にいらだつだけである。この、ユーモア感覚の無さは、実はギャッツビーも同じで、おそらく下層階級出身の彼と上流階級出身のデイジーは、まともな会話が成り立たないと思う。トムも上流階級だが、趣味低劣の筋肉脳男である。つまり、デイジーは、夫とも、彼女を愛する男とも、知的に釣り合わないのである。この物語で一番不幸なのは、彼女だろう。
話の最初のあたりで、子供(娘)を産んだ時の話をデイジーがニック(話の語り手)に、こう言う。明らかに、彼女は不幸なのである。

「あのね、ニック、あの子が生まれて、私が何を言ったかというとーーーそんな話、聞きたい?」
「そりゃあ、もう」
「もし言ったら、私がどんなにひねくれたか、わかると思う。ーーー産後、一時間もたっていなかった。トムはどこかに行ったきり。私は麻酔から醒めて、投げやりな気分で、そばにいた看護婦に男の子か女の子か聞いたの。そしたら女の子ですって言われたから、横を向いて泣いたわ。それから、まあいいわ、と言った。女の子でいいわ。せいぜいバカな子になってほしい。女の子はバカがいいのよ。きれいなおバカさんが最高だわーーー」(小川高義訳)

ここで、デイジーが泣いたのは、「男の子がほしかった」からだと錯覚する読者がいると思うが、本当は、生まれた女の子の不幸な人生を予測したからなのである。だから、「女の子はバカがいいのよ」と言っているのである。それは、頭のいい女の子である自分の不幸を暗黙に語っている。

言うまでもないが、先の英文は「シガレットを二本口にくわえている『男』が私よ」と訳するのがより正確だろう。二重の自己戯画化だ。先の翻訳の「待ってます」は意訳(補足的訳)だが、それ自体は悪くない。

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ネットフリックスは新作より古典を放映すべし

ネットに多い、「記事タイトル詐欺」である。タイトルにつられて記事を読んだが、「大幅値上げ」どころか、たった100円の値上げだ。月間100円の出費増って痛いか?
しかし、ネットフリックスのために言うなら、自分の会社で新作映画やテレビドラマを作るのはいいにしても、粗製乱造すぎるだろう。いったい、その制作にどれだけ巨額のカネを使っているのか。それより、過去の名作映画や名作アニメを放映してくれたほうがどんなにいいか。

世界の中には宮崎駿や高畑勲の初期作品を見たことがない層が膨大にいるのである。映画なら、黒澤明の中期までの作品は、何度でも見たい映画である。あるいは、ソ連のレフ・クリジャーノフ監督の「罪と罰」など、ほとんど誰も見たことがないだろう。そういう、隠れた名品を発掘して、世に知らしめることこそ大きな功績になるのではないか。ヨーロッパのクラシック映画にも、名作は多いはずだ。おそらく、映像芸術制作希望者すら、芸術映画の歴史的記念碑である「アンダルシアの犬」や「去年マリエンバードで」さえも見ていないと思う。

(以下引用)

【悲報】Netflix、料金を大幅値上げへ・・・

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Netflix 値上げ 月額 VOD 広告 スタンダード プレミアム 890円 1590円 2290円に関連した画像-01
Netflixが日本で値上げ、最低890円に--広告なしは1590円、最上位4Kプランは2290円

Netflix 値上げ 月額 VOD 広告 スタンダード プレミアム 890円 1590円 2290円に関連した画像-02

 Netflixは10月10日、日本における動画配信サービスの値上げを明らかにした。

 「広告付きスタンダード」が月額790円から890円に、「スタンダード」が月額1490円から1590円に、「プレミアム」が月額1980円から2290円にそれぞれ値上げとなった。


以下、全文を読む

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宿便と芸術創造

朝の散歩に適当な時間(夜明け前後)に少し間があったので、図書館から借りた本のひとつ、石川啄木の「悲しき玩具・他」の中の短編で、随筆とも小説ともつかない作品(遺稿のひとつ)を読んで、しばらくして散歩に出たが、先ほど読んだものの影響か、変な短歌を作ったので、それを先に紹介する。まあ、一見下品だが、これには深い意味があるのであるwww

宿便の糞の長きをひり出して 朝の散歩のこころよきかな

その「深い意味」は何かというと、我々の生活の中の鬱屈は、宿便と同じだ、ということだ。
啄木の歌や散文は鬱屈が特徴だが、その鬱屈は、彼が自ら溜めこんだ宿便だ、というのが私の考えである。彼と同じ境遇や、彼以上に悲惨な境遇の人は無数にいただろうが、彼の歌はその鬱屈をエネルギーとして生まれたものだろう。それを歌として排出することで、彼は生きることができたのではないか。そして、歌である以上、そこには誇張や修飾がある。その加工の段階で、彼は創造を娯楽としていたはずだ。さらに、歌が完成すると、それは宿便をひり出したのと同じ爽快感を与えるわけである。

たとえば、啄木の有名な歌で、こういうのがある。正確に覚えていない可能性もあるが、私の記憶ではこうだ。

東海の小島の磯の白砂に 我泣き濡れて蟹とたわむる

で、この歌について先ほどの散歩の中で考えたのだが、この歌は完全にフィクションだろう、というのが私の推理である。
第一に、この出来事の舞台である「東海の小島」とはどこか。
そして、舞台のさらに小舞台である場所は「磯」なのか「砂浜」なのか。磯浜と砂浜は別の種類だと私は認識している。
第三に、「我」は、なぜ「泣き濡れて」いるのか。
第四に、なぜ「泣き濡れて」いるにもかかわらず、彼は「蟹と戯れて」いるのか。
すべてが曖昧なのである。だから、私はこれをフィクションだ、と推定したわけだ。
もちろん、見事なフィクションであり、その価値は高い。これを「ひり出した」快感も高かっただろう。

まあ、文芸作品というのは基本的にすべてフィクションなのだが、短歌や俳句だと、それを現実に立脚したものだ、と判断する読者が多いだろうから、私は意図的に意地悪なことを言っているわけで、要するに、芸術活動は「宿便をひり出す」のと本質は変わらない、ということだ。で、見事な宿便が出れば、それを世界は素晴らしい文化的財産とするわけである。いや、私は芸術を見下しているのではない。ただ、宿便をひり出すのも素晴らしいと言っているのである。ちなみに、私は若いころは毎朝ほぼ確実に排便があったが、年を取って、食事量が減ったため2日に一度となり、それに伴って「糞の長きを」ひり出す快感が強くなっているようだwww


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野菜食は不健康

日本人の過去と現在の食生活と死因、病因、体位の推移を少し考えれば、ベジタリアンの食生活は健康にとって危険であることは誰でも分かるはずだが、ベジタリアン信仰の人間は意外と多い。少なくとも、ヴィーガンが健康にいいという誤った信念を持っている人は多いようだ。


カネが無いから肉が買えない、という生活の人が多くなると、一番の問題は認知症と脳溢血だろう。それは下の記述から分かる。


菜食生活と脳卒中の関係でいえば、「コリン」という栄養素も見逃せない。コリンは脳の発達や記憶力、機能そのものを活性化させる成分。野菜ばかりを食べていると、このコリンがまったく摂取されず、脳の血管機能も衰える。その結果、脳出血が起きてしまう。


ついでに言えば、現代において店で売られている野菜のほとんどは見かけだけきれいで栄養に欠けているはずだ。そもそも、放射能を使った遺伝子改変作物がほとんどであり、しかも防虫成分が野菜自身に含まれているという。それが体に悪影響を及ぼさないはずがない。まあ、肉にしてもホルモン漬け、薬品漬けだが、まあ、認知症が一番厄介(家族にとって厄介)だから、私は肉食を推奨する。


(以下引用)

オックスフォード大の衝撃研究「ベジタリアンは不健康になる」可能性

血管がボロボロになっていく
週刊現代 プロフィール

実際、厚生労働省が発表している「人口動態統計」を紐解くと、脳卒中は'51年から'80年まで日本人の死因1位になっている(それ以降はがんが首位)。その原因は、まさに日本人が野菜中心の生活を送っていたから。動物性タンパク質と脂肪分が決定的に不足していたのだ。

イライラや疲労感も増す

予防医学に詳しい薬剤師・加藤雅俊氏もこう断言する。


「長生きのために野菜中心生活を送るなんて、論外です。戦前や戦後すぐの日本人の食生活を考えてみてください。


当時は玄米と菜食が中心で、日本人の多くがいまで言うヴィーガン(乳製品や卵も摂らない菜食者)に近い暮らしを送っていました。そのせいで平均身長は成人男性でも150cm台半ばで、寿命も50代止まり。戦後、肉食が広まって栄養状態が良くなり、寿命も体格も劇的に向上したんです。


いまの時代に無理やり菜食生活を送るのは、体を強制的に戦前に戻すようなもの。そんな食生活は、体にとって良いことなどありません」


菜食生活と脳卒中の関係でいえば、「コリン」という栄養素も見逃せない。コリンは脳の発達や記憶力、機能そのものを活性化させる成分。野菜ばかりを食べていると、このコリンがまったく摂取されず、脳の血管機能も衰える。その結果、脳出血が起きてしまう。


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素人政治評論の危うさ(自戒も含む)

「隠居爺の世迷言」記事の一部だが、隠居爺氏の最近の記事には私の目からはまさに「世迷言」と思えるような言葉が多い。氏は日本が属国であることを何度も言及しながら、その属国の総理であることがいかに危険なことなのかの想像力が無く、無責任な放言を繰り返している。安部元総理のようにいくらでも暗殺されろ、と言っているようなものだ。「総理ってのはそういう仕事なんだからいいじゃーん」と、まるで中学生のような発言である。
政治家にも官僚にも、高度な知識と知性を持った人間はたくさんいるに決まっている。そうでなければ国家は成り立たないだろう。隠居爺氏は、「(責任を要求される)毎日の仕事をするだけで偉い」という観点は無さそうである。日本が属国であることは、今の政治家や官僚の責任ではない。仕事の一部は、無理やりに米国に強制され、脅迫されたことを彼らは仕方なくやっているのである。で、隠居爺氏の記事は、脅迫された人間が悪い、と言わんばかりである。その無責任さに、私はむしろ義憤を感じる。
確か孔子も、「その立場でないなら、他人の仕事を批評するべきではない」という意味のことを言っていたはずだが、これはまあ、いつも無責任な記事を書いている私自身に跳ね返ってくる言葉のようだwww しかし、まあ、一応は公正であろうと自戒してはいるのである。
ついでに言えば、石破の総裁選勝利が選挙前から決まっていた、という隠居爺氏の推理は、石破総裁決定の時の麻生の呆然自失の表情を無視した推理だろう。あの顔は演技でできる顔ではない。

石破政権は、日米同盟を(中略)安全保障に貢献することを目指している。」という文章が含まれています。これがいささか腑に落ちません。

 なぜなら、この石破論文の日付けが総裁選前の9月25日になっているからです。つまり9月25日に石破総理は自分が総裁になることが分かっていたような書きぶりです。

というのは、引用文の赤字部分が「私、石破が総理になり政権を取ったなら」の意味として、普通に読めるだろう。



(以下引用)


 石破論文に関してはこの辺で終わりにしようと思いますが、最後に一つ。今回ご紹介した「米英同盟なみに日米同盟を強化する」の中に、「石破政権は、日米同盟を(中略)安全保障に貢献することを目指している。」という文章が含まれています。これがいささか腑に落ちません。

 なぜなら、この石破論文の日付けが総裁選前の9月25日になっているからです。つまり9月25日に石破総理は自分が総裁になることが分かっていたような書きぶりです。そうですよね、分かっていたんでしょう。そもそも総理にもならない政治家が、こんな大上段に振りかぶった外交政策、安全保障政策を打ち出すはずがありませんし・・。

 以前からの私の推理になりますが、今年の4月に麻生太郎がトランプに会いに行っており、石破総理が誕生するのはその時に決まったのだと思います。ですから、総裁選は完全な茶番になります。

 総裁選の目的は顔見世興行というか、揃い踏みをすることで、自民党を国民に注目させ、売り出すことでしょう。総選挙を有利に戦うためです。自民党総裁戦というのは部内の選挙です。仲間内の選挙です。そんなものは最初から根回しされているに決まっています。総裁選が終わるまで誰が総裁になるか分からないなどあり得ません。会社の次期社長が、取締役会が終わらなければ誰か分からないなどということは、余程の事情がない限り起きないのと同じことです。

 では、総理就任前になぜこのような石破論文を公表したかといえば、総裁になった後でこのような夢物語を公表しては責任を問われる、あるいは問題視されてしまうからでしょう。ただし、それと同時に石破政権の狙いはここにあるということをあらかじめ、国会議員を含めて知らせておく必要があるとの判断もあったのだと思います。それゆえ、煮え切らない形の寄稿になったのでしょう。

 それにしても、日本という大国(超大国ではない)の総理大臣が、この程度の軽薄な思考内容しか持っていないことを晒すのは、日本がさらに馬鹿にされることにつながります。日本の国際的地位の低下に拍車をかけることになります。

 石破総理の周りには、官僚を含めてもう少しものの分かった、質の高い人はいないのでしょうか。いないのでしょうねえ。それが日本の自民党政治の限界なのでしょう。

 

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HN:
酔生夢人
性別:
男性
職業:
仙人
趣味:
考えること
自己紹介:
空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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