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人類にはフリーエネルギー所有は早すぎる

IT技術者で神秘思想家のKAYさんのブログから転載。
非常に面白い考えであると思う。
たしかに、フリーエネルギーというものは人類の歴史を一変させるものであり、実現したら良い、とばかりも言えないようだ。
前にも書いたと思うが、フレドリック・ブラウンのある短編小説の中に書かれたように、人類が原爆(原発も実は同じことだ)を持つのは幼児にピストルをオモチャとして与えるようなものだ。
フリーエネルギーもまた同様に、「人類が持つには早すぎる」のは確かだろう。

私の持論だが、人類は科学の面では異常な進歩を遂げたが、倫理や哲学の面では釈迦、キリスト、孔子、ソクラテスの頃からほとんど進歩していない。くだらない認識論や用語の詮索に明け暮れる現代哲学の惨状を見れば、それは自明だろう。
我々の日常の道徳は、今でも孔子やキリスト、釈迦の思想に基づいているのである。いや、それよりむしろ堕落している。なぜなら、現代という時代、そして資本主義という社会システムは欲望の肯定と拡大を土台としているので、当然かつての倫理を打ち捨てることになるからである。倫理とは、あるいは道徳とは基本的に「禁止の大系」なのである。言い換えれば欲望に制限をかけることが倫理であり、道徳である。それが資本主義とは対極にあるのは当然だ。
自由主義というものも、また資本主義の同類である。自由とは、欲望を達成するための自由なのである。そして、世に喧伝される自由とは、実は一部の人間の自由でしかありえないことを多くの人は知らない。一人の人間の自由は他の人間の自由を侵害するのが当然であり、万人が万人とも自由である世界などありえないのだ。そして、その一部の人間(経済的支配者)の自由を最大限に拡大する思想を新自由主義と言うのである。
その資本主義と自由主義によって欲望が肥大した現代人がフリーエネルギーを持てばどうなるか。それは下記記事が描く通りだろう。


さて、下記記事の示唆することは何か。
我々は政治的な変革と同時に精神的な変革もしなければ、たとえ政治が一変しても、また元に戻るだろう、ということだ。
その変革とは「資本主義の精神」である「弱肉強食」「競争と闘争」の思想から「慈悲と同情」「共存共栄」の思想へ変革することだろうと今のところ私は考えている。まあこんなのはただのお題目だと言われればそうなのだが、言葉は思想になり、思想は人間を動かす、というのが私の信念なので、とりあえず、言うだけは言っておく。





(以下引用)





無限エネルギーの利用法が明かされない理由


カテゴリ:芸術・哲学・神秘思想社会・教育

フリーエネルギーという言葉を聞いたことがあると思う。
これは、無限エネルギーとか永久エネルギーとも言われ、その名の通り、どこにでも無限に、そして永久に存在するエネルギーで、それを取り出す方法が分かれば、石油もガスも原子力もなくても、そして、苦労して風力や地熱を利用して発電しなくても、望むだけのエネルギーを得られるというものだ。
しかも、これは非常にクリーンなエネルギーで、いくら使っても、有害な廃棄物は一切出さないという、まさに、夢のエネルギーだ。
そして、フリーエネルギーの取り出し方は既に分かっているのだが、現在のエネルギー産業から利権を得ている者が、あらゆる手段を使って、それが世の中に知られるのを防いでいるという話があったりするのだ。

フリーエネルギーは実際に存在するし、その使い方は難しいものではない。
しかし、それを隠しているのは、自分や家族が贅沢をすることしか考えない利己的な連中ではない。
むしろ、進歩した天使のような存在が、その使い方を地球人類に教えることを差し控えているのだ。
その理由は、ちょっと考えれば分かると思う。
そんなものが手に入れば、無料の無限のエネルギーで、冷暖房を過剰に働かせ、身体機能を退化させるばかりか、心身を破壊してしまうのだろう。
産業界は、儲けるために不要なものを果てなく生産し、しかも、売れさえすれば良いとばかりに、感覚的快楽をますます高めるようなものをどんどん作り出すだろう。
また、今でさえ人々は歩かなくなっているのに、もっと車を使うようになり、醜く肥満し、深刻なまでに精神を病む者が激増する。
しかも、動植物を、飽くことなき食欲を満たすために食品に加工し、多くの人間が、自然を破壊しながら食べ続ける化け物となり果てるのだ。
また、戦車や空母や戦闘機やミサイルを果てなく走らせ、航行させ、飛ばそうとする者がいくらでもいる。
仮に、人間の住める惑星まで行けるようになれば、宇宙船に武器を満載して征服に行くだろう。

だが、このエネルギーは意志を持っている。
利己的、自己中心的な目的に使えば、その反動はまぬかれない。
かつて、高度な文明を築いたアトランティスやムーのように、あるいは、古代の日本にも存在した超文明のように、我々も地上から姿を消すことになるだろう。
ただし、原子力エネルギーを使い続けても、放射能は地球を滅ぼし、化石燃料の使用は環境を破壊し続けるのだ。
聖なる人達は、我々に神秘的エネルギーの秘密を打ち明けたいと思ってはいるのだが、地球人にはその資格がないのだ。
我々が意識の変革を起こさない限り、このまま、まもなく人類は滅びるだろう。
無限のエネルギーを得ても、それを正しく使えるほどに我々が精神的に進歩しない限り、我々がそれを得ることは決してないのである。






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空を眺め、雲が往くのを眺め、風が吹くのを感じれば、
それだけで人生は生きるに値します。

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